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【2025年最新】日本語能力試験(JLPT)の試験日程と申込方法

jlpt 申込

日本語能力試験(JLPT)の受験を考えている皆さん、「いつ申し込めばいいの?」「どうやって手続きするの?」と、申込方法で迷っていませんか?

この記事では、JLPTの最新の試験日程から、MyJLPTを使った具体的な申込手順、受験料、そして日本国内外での申込のポイントまで、詳しく解説します

この記事を読めば、迷うことなくスムーズに申込を完了し、安心して試験に臨めるようになるでしょう。

目次

【2025年】日本語能力試験(JLPT)の日程と申込期間

2025年版スケジュールカレンダー

JLPTの試験は原則として年2回、7月と12月に実施されます。

スクロールできます
試験回試験日申込開始日申込締切日受験票発送時期結果通知時期
第1回2025年7月7日(日)2025年3月24日(月)2025年4月17日(木)2025年6月下旬2025年8月下旬
第2回2025年12月7日(日)2025年8月26日(火)2025年9月18日(木)2025年11月下旬2026年2月上旬

※上記は現時点での予定です。必ず公益財団法人日本国際教育支援協会(JEES)の公式サイトで最新情報をご確認ください。

MyJLPTを使ったオンライン申込手順

ラップトップでオンライン申し込みをしている外国人

日本国内でJLPTを申し込む際は、MyJLPTというオンラインシステムを利用するのが最も一般的です

初めての方でも迷わないよう、ステップごとに詳しく解説します。

STEP1: MyJLPTの新規登録(初回のみ)

MyJLPTシステムを初めて利用する場合は、まずユーザー登録が必要です。

  1. MyJLPTの公式サイトにアクセスし、「MyJLPT IDに登録」をクリックします。
  2. 登録に使うメールアドレスを入力し、送信された認証メール内のURLをクリックして認証を完了させます。
  3. 指示に従って、氏名、生年月日、国籍、住所、電話番号などの個人情報を正確に入力します。
  4. MyJLPTにログインするためのIDとパスワードを設定します。これらの情報は今後も必要になるため、忘れないように必ず控えておきましょう。

STEP2: 受験申込情報の入力

MyJLPTにログイン後、「受験申込み」画面へ進みます。

  1. 顔写真のアップロード

証明写真のデータをアップロードします。

背景色、サイズ、顔の向き、帽子・眼鏡の着用など、詳細な規定があるため、必ず事前に確認し、規定に合った写真を用意してください。

規定外の写真は申込が受理されない可能性があります。

  1. 受験地の選択

希望する試験会場の大まかな地域(例:東京都、大阪府など)を選択します。

具体的な試験会場は選べず、後日送付される受験票で通知されます。

  1. 受験レベルの選択

N1~N5の中から、あなたが受験したいレベルを選択します。

  1. 必要情報の確認と入力

住所、電話番号、学歴・職歴、受験動機などの情報を確認し、不足があれば入力します。

特に、氏名や生年月日などの個人情報は、パスポートなどの身分証明書と同じ表記になるよう注意深く確認してください。

STEP3: 受験料の支払い

申込情報の入力が完了したら、次に受験料を支払います。

  1. 受験料

7,500円(消費税込み)です。(2025年6月時点)

  1. 支払い方法を選択: 以下のいずれかの方法で支払いが可能です。
  • クレジットカード払い
    • 最も簡単で、すぐに支払いが完了します。推奨される支払い方法です。
  • コンビニエンスストア払い
    • 申込完了後に発行される支払番号を控えて、指定のコンビニエンスストアで支払います。
  • ペイジー(Pay-easy)払い
    • インターネットバンキングや対応ATMを利用して支払います。
  1. 支払い期限の厳守

申込完了画面やメールに表示される支払い期限を過ぎてしまうと、申込は無効になってしまいます。

必ず期限内に支払いを完了させてください。

STEP4: 申込完了と受験票の確認

申込と支払いが完了すると、登録したメールアドレスに「申込完了メール」が届きます。

  1. 受験票の発送時期

試験日の約1ヶ月半前に、登録した住所へ郵送されます。

  1. 受験票の確認

受験票が届いたら、氏名、受験番号、試験会場、試験日時、受験レベルなどに間違いがないか、必ず確認してください。

もし記載内容に誤りがあった場合は、速やかにJEESの日本語能力試験受付センターに問い合わせましょう。

試験当日は、この受験票と身分証明書が必須となります。大切に保管してください。

参考:受験手続きの流れ|日本語能力試験 JLPT

JLPTのレベル選びの目安

LEVEL UPと書かれた木のブロックの上にミニチュアの人型が乗っている画像

JLPTはN5からN1までの5つのレベルがあり、N5が最も基礎的、N1が最も高度な日本語能力を測ります

自分の日本語学習の進捗度や目標に合わせて、最適なレベルを選びましょう。

各レベルで求められる日本語能力の目安は以下の通りです。

N5:日本語の「超」基本がわかるレベル

認定の目安

ごく基本的な日本語をある程度理解できる。

読む力
  • ひらがなやカタカナ、日常生活で頻繁に使われる基本的な漢字(例:日、月、人、大、小など)で書かれた定型的な語句や短文を読んで理解できる。
  • レストランのメニュー、駅の案内板、簡単なチラシなど、身近な場所の平易な情報を読み取れる。
聞く力
  • 教室や日常生活の中でよく出会う場面で、ゆっくりと、はっきりと話される短い会話であれば、必要な情報を聞き取れる。
  • 「教科書を開きます」「窓を閉めます」といった、簡単な指示や質問を理解できる。
学習時間の目安

約150時間~250時間(日本語学習未経験者が始める場合)

こんな人におすすめ
  • 日本語学習を始めたばかりで、基礎をしっかり固めたい。
  • 日本の短期滞在や旅行で、ごく簡単な日常会話を楽しみたい。

N4:基本的な日本語が理解できるレベル

認定の目安

基本的な日本語を理解することができる。

読む力
  • 基本的な語彙や漢字(約300字程度)を使って書かれた、日常生活で身近な話題の文章を読んで理解できる。
  • 友人からの簡単なメッセージ、駅や職場の掲示板、簡単な広告など、短い文章から必要な情報を読み取れる。
聞く力
  • 日常的な場面で、ややゆっくりと話される会話であれば、内容がほぼ理解できる。
  • 簡単な道順の説明、公共機関の乗り換え案内、身近な話題(趣味、食べ物など)についての会話をだいたい理解できる。
学習時間の目安

約300時間~400時間

こんな人におすすめ
  • 日常生活で困らない程度の日本語力を身につけたい。
  • 日本の専門学校や大学で学ぶための基礎力を固めたい。
  • 簡単な日常会話が必要なアルバイトに挑戦したい。

N3:日常的な日本語がある程度理解できるレベル

認定の目安

日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる

読む力
  • 日常的な話題について書かれた具体的な内容を表す文章を読んで理解できる。
  • 新聞の見出しや、ブログ記事、簡単なビジネスメールなどから情報の概要をつかめる。
  • 難易度がやや高い文章でも、言い換え表現が与えられれば、要旨を理解できる。
聞く力
  • 日常的な場面で、やや自然に近いスピードのまとまりのある会話を聞いて、話の具体的な内容を登場人物の関係などとあわせてほぼ理解できる。
  • ラジオの短いニュースや、公共のアナウンスもある程度理解できる。
学習時間の目安

約450時間~600時間

こんな人におすすめ
  • 日本での生活で、よりスムーズにコミュニケーションを取りたい。
  • N2へのステップアップを目指したい。
  • 簡単な職場で、日本人との日常的なやり取りをこなせるようになりたい。

N2:日常会話に加え、幅広い場面で使えるレベル

認定の目安

日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で使われる日本語を、ある程度理解することができる。

読む力
  • 幅広い話題について書かれた新聞や雑誌の記事・解説、平易な評論など、論旨が明快な文章を読んで内容を理解できる。
  • 一般的な話題に関する読み物を読んで、話の流れや表現意図を理解できる。
  • ビジネス文書や専門分野の入門的な文章から必要な情報を読み取れる。
聞く力
  • 日常的な場面に加えて幅広い場面で、自然に近いスピードの、まとまりのある会話やニュースを聞いて、話の流れや内容、登場人物の関係を理解したり、要旨を把握したりできる。
  • 会議や講演の一部、テレビのニュース番組などを理解できる。
学習時間の目安

約600時間~800時間

こんな人におすすめ
  • 日本での就職活動で有利になりたい。
  • 日本の大学や専門学校で専門分野を学びたい。
  • ビジネスシーンで基本的な日本語を使って仕事を進めたい。

N1:高度な日本語力を証明するレベル

認定の目安

幅広い場面で使われる日本語を理解することができる。

読む力
  • 新聞の論説、評論など、論理的にやや複雑な文章や抽象度の高い文章などを読んで、文章の構成や内容を理解できる。
  • さまざまな話題の内容に深みのある読み物を読んで、話の流れや詳細な表現意図を理解できる。
  • 専門的な文献や複雑なビジネス文書も深く理解できる。
聞く力
  • 幅広い場面において、自然なスピードの、まとまりのある会話やニュース、講義を聞いて、話の流れや内容、登場人物の関係や内容の論理構成などを詳細に理解したり、要旨を把握したりできる。
  • 議論や討論、専門家によるプレゼンテーションなども理解できる。
学習時間の目安

約900時間~1200時間

こんな人におすすめ
  • 日本の大学院で研究したい。
  • 日本語を高度に使う専門職(通訳、翻訳など)に就きたい。
  • 日本の企業でマネジメント層を目指したい。
  • 日本社会で日本語を不自由なく使いこなし、深く関わりたい。

レベルを選ぶ際のポイント

自分の現在の日本語力だけでなく、「何のために日本語を学びたいのか」「JLPTの合格をどう活かしたいのか」という目的を明確にすることで、最適なレベルを選びやすくなります。

【海外在住者向け】海外から申し込む際のポイントと注意点

地球儀を手にしている外国人男性

海外でJLPTを受験する場合、日本の申込方法とは異なる点があります。受験予定の都市の実施状況を確認しましょう。

海外での申込は「各国の実施機関」を通じて行う

JLPTは、国際交流基金と各国の提携機関が共同で運営しています。

そのため、海外での申込は現地の実施機関のウェブサイトから行うのが基本です。

まずは、日本語能力試験公式サイトの「海外の実施都市・実施機関一覧」で、あなたの国や地域でJLPTを実施している機関を調べてください

各国の実施機関は、申込期間や支払い方法、受験料などが異なるため、必ず現地の最新情報を確認しましょう。

参考:海外の実施都市・実施機関一覧|日本語能力試験 JLPT

海外での申込手順と注意点

STEP
情報収集

各実施機関のウェブサイトで、最新の試験情報、申込期間、受験料、支払い方法、必要書類などを確認します。

国によってはオンライン申込だけでなく、郵送や窓口での申込が必要な場合もあります。

STEP
氏名表記

パスポートなどの身分証明書と同じ表記で氏名を入力・記入することが求められます。

正確な記載を心がけましょう。

STEP
受験料と支払い

受験料は国・地域によって異なり、現地通貨での支払いとなります。

支払い方法も様々ですので、実施機関の指示に従ってください。

STEP
試験日程と実施回数

国・地域によっては年1回(7月または12月のみ)の実施となる場合があります。

事前に確認し、計画を立てましょう。

STEP
受験票・成績通知の送付

受験票の発行時期や結果通知の送付方法も、実施機関によって異なります。

住所変更があった場合は速やかに実施機関に連絡が必要です。

よくある質問と回答(FAQ)

FAQと書かれた木のブロック

ここでは、JLPTの申し込みについて、よくある質問と回答を紹介します。

日本国籍でもJLPTは受験できますか?

はい、可能です。 JLPTは「日本語を母語としない者」を対象としていますが、国籍による制限はありません

海外で生まれ育った方や、長期の海外滞在で日本語を母語としない環境にある日本国籍の方も受験できます。

団体での申込はできますか?

はい、可能です。 大学や日本語学校、企業などがMyJLPTの団体申込機能を利用して、複数の受験者を一括で申し込むことができます。

受験地や試験会場は選べますか?

大まかな受験地域(例:関東、関西など)は選択できますが、具体的な試験会場は選べません。

試験会場は受験票で指定され、原則として変更はできません。

自宅や職場から通いやすい場所になるよう、希望地域を慎重に選びましょう。

申込期間を過ぎてしまっても、特別に申し込めますか?

いいえ、申込期間を過ぎた場合、いかなる理由があっても申込はできません。

申込期間は厳守されており、追加申込の機会は設けられていません。早めの手続きを強くお勧めします。

申込後に受験レベルや受験地を変更できますか?

原則として、申込後の受験レベルや受験地の変更はできません。

入力内容に間違いがないか、十分にご確認の上、お申し込みください。

氏名などに誤りがあった場合、例外的に訂正が認められるケースもありますが、基本的には不可です。

試験を欠席した場合、受験料は返金されますか?

いいえ、原則として一度支払われた受験料は、試験を欠席した場合でも返金されません。

病気や緊急事態など、いかなる理由であっても返金対応は行われませんのでご注意ください。

JLPTの申込み方法 まとめ

オンライン申し込みで使うパソコンとメモ

この記事では、日本語能力試験(JLPT)の最新日程からMyJLPTを使った具体的な申込手順、受験料、そして日本国内外での申込のポイントまで、JLPT受験に必要な情報を解説しました。

「難しそう」と感じていた申込手続きも、この記事を参考にすればきっとスムーズに進められます。

JLPTは、あなたの日本語能力を世界に証明し、進学、就職、あるいは日本での生活を豊かにするための大きな一歩となるでしょう

あなたの日本語学習の努力が、JLPT合格という形で実を結ぶことを心から応援しています。

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この記事を書いた人

三木 雅史(Masafumi Miki) 株式会社E-MAN会長
1973年兵庫県たつの市生まれ / 慶応義塾大学法学部法学科卒
・25歳で起業 / デジタルガレージ / 電通の孫請でシステム開発
・web通販事業を手掛ける
・2006年にオンライン英会話を日本で初めて事業化
・2019年外国人の日本語教育を簡単、安価にするため
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