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外国人材の漢字学習におすすめのアプリ&サイト7選

漢字 学習 アプリ

「外国人スタッフから『漢字が難しくて覚えられない』と相談された…」
「業務マニュアルや日報で使う漢字を、どうやって効率的に教えていけばいいのだろう?」

外国人材の受け入れにおいて、多くの企業が直面するのが「日本語の壁」、特に複雑な「漢字学習」です。自主学習に任せきりではなかなか上達せず、かといって教育担当者がつきっきりで教えるのも現実的ではありません。

この記事では、外国人材の日本語教育に悩む人事・教育担当者の皆様に向けて、楽しく続けられると評判の漢字学習アプリ・サイト7選をお届けします

まずは自社の状況に合った良いアプリを見つけ、より本格的な教育体制を整えるヒントとして、ぜひ最後までご覧ください。

目次

外国人材への漢字教育が企業にとって重要な理由

自宅で試験勉強をしている様子

漢字教育が企業において重要な理由としては、以下の3つがあります。

業務効率と生産性の向上に直結

日本の職場は、業務マニュアル、安全標識、社内チャット、日報など、無数の漢字で溢れています。漢字の理解度が低いと、作業のたびに日本人スタッフに質問が必要になり、双方の時間が奪われてしまいます。

従業員が漢字を正確に読解できるようになることで、指示の理解度が格段に上がり、確認作業やミスが減少。結果として、チーム全体の生産性が大きく向上します。

社内コミュニケーションの円滑化

メールやチャットでの微妙なニュアンスが伝わらず、誤解が生じてしまう。会議の議事録を読んでも、重要なポイントが理解できない。こうしたコミュニケーションの齟齬は、漢字の壁が原因であることが少なくありません。

従業員が漢字を習得することで、より深い内容の対話が可能になり、日本人従業員との信頼関係もスムーズに構築できます。円滑な情報共有は、新たなアイデアや協力体制を生む土壌となるでしょう。

従業員の定着率とエンゲージメント向上

「日本語が上達している」という実感は、本人の自信と仕事へのモチベーションに強く結びつきます。また、「会社が自分の成長を支援してくれている」という感覚は、企業への感謝と帰属意識(エンゲージメント)を高めます。

一人の人材として大切にされていると感じることで、学習意欲の高い優秀な人材の長期的な活躍と定着が期待できます

失敗しない!漢字学習アプリを選ぶ際の3つのポイント

ピンクのカバーをつけたスマホ

漢字学習アプリを選ぶ際に確認すべき3つの重要ポイントをご紹介します。

ポイント1:学習者のレベルや国籍に合っているか

日本語学習の進捗は一人ひとり異なります。全くの初心者なのか、JLPTのN4レベルは持っているのかなど、現状のレベルを把握することが第一歩です

小学校低学年レベルから始めるべきか、中学レベルの漢字まで必要なのかなど、従業員の状況を考慮しましょう。従業員ごとに最適な難易度のアプリを選ぶことが重要です。

ポイント2:学習を「継続できる」仕組みがあるか

語学学習で最も大切なのは「継続」です。ランキング機能で同僚と競えたり、ステージクリアで達成感が得られたりするなど、ゲーム性を取り入れたアプリは継続の強い味方になります。

また、毎日決まった時間に通知が来るリマインダー設定や、5分程度の短い時間で1セッションが終わる設計など、多忙な業務の合間でも学習を習慣化できる工夫があるかを確認しましょう。

ポイント3:「読む・書く・選ぶ」など目的に合った機能があるか

どのような漢字スキルを身につけてほしいか、企業の目的を明確にしましょう。

例えば、JLPTや漢字検定の資格取得を奨励しているなら、試験対策として出題傾向に合わせた機能を持つアプリが適しています。手書きの作業日報を扱う職場であれば、正しい書き順で「書く」練習ができるアプリが不可欠です。

使用目的に合った機能を持つアプリを選ぶことで、学習効果が飛躍的に高まります

【レベル・目的別】外国人材におすすめの漢字学習アプリ&サイト7選

スマホで漢字学習アプリを使っている外国人女性の手元

たくさんあるツールの中から、厳選した7つのアプリやサイトを、レベル・目的別にご紹介します。

【初心者向け】イラストやゲームで楽しく覚えるアプリ

漢字学習の最初の壁は、その形の複雑さと数の多さに圧倒されてしまうことです。ここで紹介するアプリは、イラストやゲームの力で、楽しみながら国語の漢字の世界に足を踏み入れる手助けをしてくれます。

1. KANJI Memory Hintシリーズ
KANJI Memory Hintシリーズ
画像引用:Google Play
特徴国際交流基金が開発した信頼性の高いアプリ。
「連想イラスト」で漢字の形と意味を直感的に結びつけながら学習できます。
おすすめポイント非漢字圏の学習者が漢字学習の最初のハードルを越えるのに最適です。
収録されている漢字も基礎的なものが中心で、ゲームで楽しく復習できるため、勉強が苦手な人でも継続しやすいところが魅力です。

\ ダウンロードはこちら /

2. WANIKANI
WANIKANI_トップ画面
画像引用:WANIKANI
特徴欧米の学習者に絶大な人気を誇るWebサイト。
科学的根拠に基づいたシステムで、記憶の定着を強力にサポートします。
おすすめポイント使いやすく、自分で学習計画を立てて進めたい意欲の高い従業員向けです。
関連語彙や例文といった学習コンテンツも豊富で、語彙力を総合的に伸ばすトレーニングができます。

\ 公式サイト /

3. 漢字道場
漢字道場
特徴対戦ゲーム形式で漢字の書き取りを学べるアプリ。漢字検定10級(小学校1年生レベル)から2級(高校卒業・中学レベル以上)まで幅広く対応しています。
おすすめポイント出題された問題に早く正解した方が勝ち、というルールでゲーム好きな学習者なら夢中になれるでしょう。
「勝つために覚える」という動機付けになります。

\ ダウンロードはこちら /

【中級者・辞書向け】分からない漢字をすぐ調べられるアプリ

ある程度学習が進むと、日常業務や街中で「この漢字、なんて読むんだろう?」という場面に頻繁に出会います。そんな時、スマートフォンですぐに解決できる辞書アプリは、学習意欲を途切れさせないための必須ツールです。

4. jisho.org
 jisho.org
画像引用:jisho.org
特徴日本語学習者の間で定番のオンライン日英辞書。
検索した言葉がJLPTのレベル順に表示されるため、学習の目安として非常に便利です。
おすすめポイント詳細な意味や用例をすぐに確認でき、学習の効率が上がります。
他のアプリと併用する学習者も多い、評価の高いサイトです。

\ 公式サイト /

5. yomiwa
 yomiwa
画像引用:App Store
特徴スマホのカメラで撮影した文章の漢字に、自動でルビ(読み方)を振ってくれる画期的なアプリ。読めない漢字を手書きで検索することも可能です。
おすすめポイント 職場の掲示物や業務マニュアルなど、身の回りにある日本語全てをリアルタイムの教材にできます。
従業員の「これ、なんて読むんだろう?」をその場で解決します。

\ ダウンロードはこちら /

【実践向け】「書く力」をしっかり鍛えるアプリ

PCでの入力が主流の現代でも、手書きのサインやメモなど、「書く」スキルが求められる場面は存在します。漢字を正しく、美しく書けることは、相手に良い印象を与え、信頼にも繋がります。

6. 小学生手書き漢字ドリル1026
小学生手書き漢字ドリル1026
画像引用:Goolge Play
特徴名前の通り子ども向けですが、外国人学習者が基礎から丁寧に漢字の書き取り練習をするのに最適なアプリです。
小学校の学年ごとにメニューが分かれています。
おすすめポイント収録されている問題数がとても多く、実際に「書く」ことで記憶への定着を促します。
システムの判定で答えが分かるので、一人でも学習を進めやすいです。

\ ダウンロードはこちら /

7. Kanji Lookup
Kanji Lookup
画像引用:App Store
特徴yomiwaと同様に手書きや写真で漢字を検索できるアプリですが、特に「書き順」をアニメーションでチェックできる機能が充実しています。
おすすめポイント 正しい書き順は、漢字をバランス良く書くための基礎です。
基礎を固め、自信を持って書けるようになってほしい場合におすすめです。

\ ダウンロードはこちら /

アプリ学習の注意点と、企業がサポートすべきこと

スマホのスクリーンをタッチしようとしている手

アプリは手軽で有効なツールですが、従業員に薦めて任せきりにするだけでは、十分な効果が出ない場合もあります。企業担当者が知っておくべき注意点と、学習効果を最大化するコツをご紹介します。

アプリ学習の限界とは?

アプリ学習にはいくつかの限界点があります。まず、アプリは個々の漢字を思い出す練習には強いですが、それらを繋げてビジネス文書を読んだり報告書を書いたりする総合的なスキルは別に鍛える必要があります

また、学習のモチベーション維持が本人次第になりがちで、仕事が忙しくなると続かなくなるケースも少なくありません。企業側が学習状況を正確に把握・管理しにくい点も課題と言えるでしょう。

学習効果を高めるサポート方法

企業ができる最も効果的なサポートは、ただ「頑張って」と声をかけるだけでなく、具体的な実践の場を提供することです

例えば、アプリで覚えた漢字や言葉を、業務中のチャットや朝礼で意識的に使用する機会を作りましょう。また、1on1ミーティングなどで進捗をヒアリングし、学習の成果を褒めるだけでも、従業員のモチベーションは大きく向上します。

アプリ学習の次のステップへ「日本語カフェ」がおすすめな理由

日本語カフェのJLPT N3合格コースのトップ画面

「自発的な学習だけでなく、会社として体系的な日本語教育を提供したい」 「教育担当者の負担を減らし、コストを抑えながら、効率よく成果を出したい」

もしそうお考えなら、オンライン日本語学習サービス『日本語カフェ JLPT合格コース』の導入がおすすめです

厳しい審査をパスしたプロ講師監修の「合格特化カリキュラム」

日本語学習には、効率的な学習の「順序」があります。自己流の学習では遠回りしがちな文法や語彙の習得も、プロの視点で整理されたカリキュラムなら、従業員が迷うことなく最短ルートでレベルアップできます。

スマホ・PCでいつでもどこでも学習可能

従業員の働き方は多様です。製造業の交代勤務や、営業職の移動時間など、異なる働き方に合わせて、従業員一人ひとりが自分のペースで学習時間を確保できる柔軟性が大きな魅力です。購入したコンテンツは、24時間いつでも使用できます。

教育担当者の管理コストを大幅に削減

「日本語カフェ」では、従業員一人ひとりの学習時間、進捗状況、テストの結果などを管理画面で一目で把握できます。誰が熱心に取り組んでいて、誰がつまずいているのかが客観的なデータで分かるため、的確なタイミングでの声かけやフォローが可能です。

これにより、教育担当者の「管理」にかかる時間を大幅に削減し、より創造的なサポート業務に集中できるようになります。

★合格実績★

ゼロから3ヶ月でJLPT N3に合格

合格実績

「日本語カフェ」で学習したフィリピン人受講者4名は、日本語学習未経験からわずか3ヶ月の学習で、日本語能力試験(JLPT)N3に全員合格しました。2025年4月に学習を開始し、1日平均6時間の自主学習を継続した結果、6月にはN5・N4を突破。そして7月には、通常半年以上かかるといわれるN3レベルに到達しました。

実際の試験結果では、文字語彙・文法読解・聴解のすべての分野で合格点をクリアしており、「日本語カフェ」のカリキュラムが短期間で成果を出せることを証明しています。

一般的に学習効果のばらつきやモチベーション維持に課題がある日本語教育ですが、明確な合格目標と効率的な学習設計により、4人全員が同時にN3合格を果たしました。

\ ご相談はお気軽に/

漢字学習アプリまとめ

アプリを使って漢字学習を行っているデニムのシャツを着た外国人男性

本記事では、外国人材の漢字学習に役立つおすすめのアプリ・サイト7選と、企業として日本語教育を成功させるためのポイントを解説しました。

外国人材の漢字学習は、日々の業務効率、ひいては従業員の定着率をも左右する重要な要素です。ご紹介したアプリは、学習のきっかけ作りやスキマ時間の活用には非常に有効であり、成功のカギは学習者のレベルや企業の目的に合った良いアプリを選ぶことにあります。

しかし、企業として本格的に日本語力を引き上げるのであれば、アプリでの自主学習だけに頼るのではなく、進捗管理が容易で体系的に学べるオンライン講座を併用することが最も効果的な方法と言えるでしょう。

「日本語カフェ」では、企業の様々なニーズに合わせた日本語教育プランをご提案しています。「まずは資料だけ見てみたい」「自社の状況に合うか相談したい」など、少しでもご興味がございましたら、ぜひお気軽に下記よりお問い合わせください。

\ お問い合わせはこちらから/

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この記事を書いた人

三木 雅史(Masafumi Miki) 株式会社E-MAN会長
1973年兵庫県たつの市生まれ / 慶応義塾大学法学部法学科卒
・25歳で起業 / デジタルガレージ / 電通の孫請でシステム開発
・web通販事業を手掛ける
・2006年にオンライン英会話を日本で初めて事業化
・2019年外国人の日本語教育を簡単、安価にするため
 日本語eラーニングシステムを開発、1万人超の外国人が日々学習中

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