日本語の教え方ガイド|職場で使える実践テクニックと9つのコツ 2025 10/27 全てのコラム 日本語教育・日本語学習法 2025年10月26日2025年10月27日 「外国人スタッフを採用したが、現場での日本語コミュニケーションがうまくいかない」「業務指示が正しく伝わっているか不安で、何度も確認してしまう」「日本語を教えたいが、自分は日本語教師でもないし、何から手をつければいいかわからない」 外国人を雇用する企業が増える中、このような悩みを抱える担当者様は少なくありません。グローバル化が進む現代において、多様な人材の受け入れは企業の成長に不可欠ですが、同時に「言葉の壁」という大きな課題も生じます。特に、日本語教師ではない現場のスタッフが、日々の通常業務と並行して日本語教育を行うのは非常に困難です。 この記事では、日本語教育のプロでなくても職場で今日から実践できる「日本語の教え方の9つのコツ」を、具体例を交えて詳しく解説します。さらに、外国人スタッフが日本語学習で特につまずきやすいポイントや、多忙な担当者様が抱える社内教育の負担を大幅に減らす、効率的な学習方法をご紹介します。 \ 日本語学習システム/ 日本語カフェ 公式サイト 目次外国人スタッフへの日本語の教え方 9つの基本ポイント 日本語教育の専門家でなくても、日常のコミュニケーションにおいて以下の9つのポイントを意識するだけで、日本語の伝わりやすさと学習者の理解度、そして学習効率は格段に上がります。まずはこの基本から押さえていきましょう。 1. 「やさしい日本語」を使う 最初のポイントは、「やさしい日本語」を意識して使うことです。これは、難しい言葉を相手のレベルに合わせて簡単なことばに言い換えたり、文の構造をシンプルにしたりする工夫を指します。 例えば、「来週の月曜日に会議を執り行います」と言う代わりに、「来週の月曜日、ミーティングをします」と言い換えます。「検討します」は「考えます」、「持参してください」は「持ってきてください」のように、簡単な言葉を使うと伝わりやすくなることが多いです。 また、日本語に特徴的な「一文が長くなる」構造も、学習者にとっては理解を妨げる大きな要因です。「〜ですが、〜なので、〜してください」のように接続助詞で文をつなげるのではなく、「〜です。だから、〜してください。」といった形で、一文を短く区切る(短文にする)ことを心がけてください。 難しい表現やさしい日本語本日、資料を持参しましたか?今日、持ってきましたか?この件について検討します。このことについて、考えます。明日までに申請してください。明日までに、出してください。会議は15時に終了します。ミーティングは、3時に終わります。 このように、少しの工夫で日本語は格段にわかりやすくなります。 2. 視覚情報をフル活用する 言葉だけで説明しようとすると、特に初期の学習者には大きな負担となります。そこで重要になるのが、視覚情報を最大限に活用することです。 例えば、道具の名前を教えるときは、その実物を指差しながら名前を言います。実物がない場合は、写真やイラスト、図を見せるだけでも理解度は全く違います。業務の手順を説明する際は、言葉で言うだけでなく、実際にやって見せることが最も効果的です。 また、言葉が通じないと感じたら、ジェスチャーや表情を大きくすることも大切です。身振り手振りを加えるだけで、言いたいことのニュアンスは伝わりやすくなります。 さらに、簡単なことであれば、紙に書いて見せる(筆談する)のも有効な手段です。その際、相手の日本語レベルや出身国に応じて、漢字、ひらがな、カタカナ、あるいはローマ字(アルファベット)を使い分けると、より親切です。 3. 一度に多くのことを教えない 良かれと思って、一度にたくさんの情報を詰め込もうとするのは逆効果です。人間の脳が一度に処理できる情報量には限界があり、それは母国語でない言語ならなおさらです。 教える際は、「スモールステップ」の原則を徹底してください。「あれもこれも」と欲張るのではなく、「今日はこの作業だけ」「今回はこの3つの単語だけ」と、教える内容を明確に絞り込みます。 特に業務指示を出す際は、複数の指示を一度に出してはいけません。「この書類をコピーして、それをスキャンして、Aさんにメールで送って、原本はファイルに戻しておいて」といった指示は、中級レベル以上の学習者でないと混乱します。 この場合、「1. この書類をコピーしてください。(終わったら) 2. コピーした書類をスキャンしてください。(終わったら) 3. Aさんにメールで送ってください。」というように、指示を一つずつ分解し、一つの作業が終わったことを確認してから次の指示を出すようにしましょう。 4. 積極的に「使ってもらう」場面を作る 言語は「知っている」だけでは意味がなく、「使える」ようになって初めてコミュニケーションの道具となります。教えた言葉や表現は、すぐに「使ってもらう」場面を意図的に作ることが重要です。 例えば、「この道具は『ドライバー』です」と教えたら、「〇〇さん、『ドライバー』を取ってください」と頼んでみます。また、業務報告の仕方を教えたら、実際に簡単なロールプレイングをしてみるのも良いでしょう。「私が上司です。作業が終わりました。報告してください」といった形です。 日本人がよく使いがちな「ここまでで何か質問はありますか?」という問いかけは、学習者にとっては非常に答えにくい質問です。「はい」か「いいえ」でしか答えられず、多くの場合「ありません」という答えが返ってくるだけです。 そうではなく、「〇〇さんは、この作業についてどう思いますか?」「今日覚えた言葉で、何か文を作ってみてください」といったように、相手が具体的に何かを話さざるを得ない質問を投げかける工夫が必要です。 5. 間違いを恐れさせない雰囲気を作る 外国人スタッフが日本語を話す際、最も大きな壁となるのが「間違えたら恥ずかしい」「間違いを指摘されたらどうしよう」という心理的なプレッシャーです。この「心理的安全性」が確保されていない環境では、学習者は話すことをやめてしまいます。 教える側は、間違いを恐れさせない雰囲気作りを何よりも大切にしてください。相手が間違った日本語を使ったとしても、まずは「伝わったよ」「話してくれてありがとう」と、コミュニケーションを取ろうとした姿勢を受け止めることが重要です。 その上で、間違いを訂正する際は、タイミングと言い方に配慮が必要です。会話の流れを遮ってまで、その場ですべての間違いを強く否定したり、細かく指摘したりするのは避けましょう。 まずは言いたいことを最後まで聞きます。その上で、「今の表現も伝わったけど、こういう時は『〇〇』と言うと、もっと自然ですよ」と、優しく代替案を提示する形が理想です。 6. 文化的背景の違いを理解する 言葉は、その国の文化と密接に結びついています。日本語の教え方において、この文化的背景の違いを理解しておくことは非常に重要です。 日本では、言葉で直接的に表現されなくても、文脈や場の雰囲気、表情などから意図を察することを重視します。しかし、世界には、言いたいことはすべて言葉にして明確に伝えることを重視する国のほうが多いのです。 そのため、日本特有の曖昧な表現(例:「〜で大丈夫です」「考えておきます」「ちょっと難しいかもしれません」)は、外国人にとっては意図が全く伝わらないか、誤解を生む原因となります。教える際は、「はい」なのか「いいえ」なのか、「やる」のか「やらない」のかを明確に伝える必要があります。 また、会話中の「沈黙」の意味や、「相槌」の頻度なども文化によって異なります。日本人が良かれと思って打つ頻繁な相槌が、相手にとっては「話を遮られた」と感じさせてしまうケースもあります。相手の文化を尊重しつつ、日本のコミュニケーションスタイルを押し付けない姿勢が求められます。 7. 説明→練習→確認のサイクルを回す 教育の基本は「教えっぱなしにしない」ことです。これは日本語教育でも全く同じです。一方的に「説明」するだけでは、相手が本当に理解したかどうかは分かりません。 必ず、「説明(インプット)」→「練習(アウトプット)」→「確認(フィードバック)」のサイクルを回すようにしてください。 例えば、新しい作業を教える場合、まずはこちらが説明し、やって見せます(説明)。次に、本人にやってもらいます(練習)。そして最後に、正しくできているか、理解が曖昧なところはないかを確認します(確認)。 この「確認」の際も、「わかりましたか?」と聞くだけでは不十分です。「(作業が終わったあと)今、何のためにこの作業をしましたか?」「次に何をすればいいか、説明してみてください」といったように、相手自身の言葉で説明してもらうことで、初めて理解度を正確に測ることができます。 8. 抽象的な表現(擬音語・擬態語)は避ける 日本語には、「ザーザー」「しとしと」といった擬音語(オノマトペ)や、「しっかり」「ちゃんと」「さっと」といった擬態語(様子を表す言葉)が非常に多く存在します。これらは非常に便利で、日本人同士の会話ではニュアンスを伝えるのに役立ちます。 しかし、これらの抽象的な表現は、外国人学習者にとって最も理解が難しい言葉の一つです。感覚的な表現であるため、辞書で引いても意味が分かりにくく、具体的なイメージが湧きません。 職場で指示を出す際は、これらの抽象的な表現を避け、できる限り「具体的」かつ「客観的」な言葉に言い換える努力が必要です。 抽象的な表現具体的な表現この書類、パパっとコピーしておいて。この書類を、10分以内にコピーしてください。現場をしっかり確認してください。作業の項目を、一つずつ声に出して確認してください。ちゃんと掃除しておいてね。(床を指差し)ここにあるゴミを、全部拾ってください。 このように、数字や具体的な動作を示す言葉に置き換えることで、指示は明確に伝わります。 9. 相手の日本語レベルに合わせて教え方を変える 最後のポイントは、当然のことながら、相手の日本語レベルに合わせて教え方や使う言葉を変えることです。 例えば、日本語の学習を始めたばかりの初心者(日本語能力試験のN5〜N4レベル)に対しては、先述した「やさしい日本語」を徹底し、一文を極端に短くし、視覚情報を多用して話す必要があります。使える語彙も限られているため、まずは「あいさつ」「簡単な指示(来て、見て、取って)」など、生活に必要な日本語から教えます。 一方、ある程度日常会話ができる中級者(N3〜N2レベル)に対しては、簡単な言葉ばかりを使っていると、かえって相手の学習機会を奪うことにもなりかねません。少しずつビジネスで使う丁寧な表現(例:「〜していただけますか」)や、業務に関連する専門用語も混ぜていく必要があります。 相手のレベルが分からない場合は、日本語能力試験(JLPT)のどのレベルを持っているか(または勉強中か)を尋ねてみると、一つの目安になるでしょう。 あわせて読みたい 外国人スタッフに効果的な日本語の教え方と無料で使える資料を紹介 外国人スタッフの採用が労働力確保の選択肢の一つではなく、事業を維持・成長させるための必須戦略となりつつある今、彼らが安心して力を発揮できる環境づくりは、企業… 仕事で使える日本語の教え方と練習方法 基本的なポイントを押さえたところで、次に職場で特によくあるシーン別に、具体的な日本語の教え方と練習方法を紹介します。 1. 業務指示・依頼の教え方 職場で最も多用される表現が、指示・依頼の「〜てください」です。これは動詞の「て形」を使うため、まずは「て形」の作り方を簡単に説明する必要がありますが、専門的な文法用語は使わず、「食べます→食べて」「行きます→行って」のように、いくつかのパターンを見せるだけで十分です。 「〜てください」は便利な表現ですが、多用すると命令のように聞こえてしまう場合があります。そこで、「(コピーを)お願いします」という名詞を使った依頼表現や、少し丁寧な「〜してもらえますか?」といった表現も併せて教えると良いでしょう。 練習方法としては、実際の業務で使う道具や資料を使い、「〇〇さん、この資料をコピーしてください」「次に、その資料をAさんに渡してください」と、連続した指示を出すロールプレイングが効果的です。 2. 報告・連絡・相談(ホウレンソウ)の教え方 日本の組織文化で重視される「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」は、多くの外国人スタッフがつまずくポイントです。「どこまで報告すればいいか分からない」「いつ相談すればいいか分からない」と感じるためです。 まずは、「なぜホウレンソウが必要なのか」(作業の進捗をみんなで知るため、問題が小さいうちに解決するため)という背景を説明することが大切です。 その上で、具体的なフレーズをテンプレートとして教えます。「(作業が)終わりました」「今、〜をしています」「〜で問題が発生しました。どうすればいいですか?」「〜してもいいですか?」といった基本の形をまず覚えてもらい、これらのフレーズを使うタイミングを具体的に(例:作業が終わったら必ず、問題が起きたらすぐに)決めます。 練習方法としては、簡単なダミーのタスクを与え、その進捗や完了を必ず報告してもらう、という習慣をつけることが有効です。 3. 謝罪・感謝の表現 「すみません」という言葉は、日本語の中でも特に多義的で、学習者を混乱させる代表的な表現です。これが「謝罪(ごめんなさい)」だけでなく、「感謝」や「呼びかけ」の意味も持つことを、具体的な場面を見せながら説明する必要があります。 使う場面表現英語のニュアンス謝るときすみませんでした。I’m sorry.お礼を言うとき(物を拾ってもらい)あ、すみません。Oh, thank you.人を呼ぶときすみません、〇〇さん。Excuse me, Mr. 〇〇. 特にビジネスシーンでは、感謝を伝える際は「すみません」ではなく「ありがとうございます(ました)」、謝罪する際は「申し訳ありません(でした)」と、より明確な表現を使うように指導することが重要です。 4. 電話対応やビジネスメールの基本 電話対応やビジネスメールは、表情やジェスチャーが使えないため、難易度が高いコミュニケーションです。これらは、ある程度決まった形(テンプレート)が存在するため、まずはその「型」を覚えてもらうのが一番の近道です。 電話であれば、「はい、〇〇(会社名)でございます」「〇〇(自分)と申します」「少々お待ちください」「申し訳ありませんが、〇〇は席を外しております」といった、基本的な定型文をリストにして渡します。発音や特有のイントネーション(「もしもし」など)は、実際に聞かせて練習させる必要があります。 メールも同様に、「お世話になっております。」「〇〇(会社名)の〇〇です。」「〜の件、承知いたしました。」「ご確認のほど、よろしくお願いいたします。」といった基本の構成とフレーズを教え、まずはそれを真似て書いてもらうことから始めると良いでしょう。 あわせて読みたい 日本語の敬語のわかりやすい教え方は?外国人に教えるコツを解説 多様なバックグラウンドを持つ人材が組織に新たな視点や活力を与えてくれる一方で、異文化間のコミュニケーションにおける課題も存在します。 その中でも、特にビジネス… あわせて読みたい 漢字を楽しく効果的に教える方法:外国人社員のための日本語学習 外国人社員を採用する企業にとって、日本語学習のサポートは重要な課題です。 特に「漢字」は日本語学習の大きな壁ともいえますが、正しい方法で漢字を学べば、外国人社… やってはいけない!日本語の教え方NG例 3選 良かれと思ってやったことが、かえって学習者のモチベーションを下げ、日本語習得の妨げになってしまうことがあります。以下の4つに注意しましょう。 NG例1:早口で話す、専門用語やスラングを多用する 教える側が最も無意識にやってしまいがちなのが、日本人同士で話すのと同じスピード(早口)で話してしまうことです。 学習者は、単語を聞き取り、意味を考え、文法を理解するという複雑なプロセスを頭の中で行っています。必ず「ゆっくり」「はっきり」「区切って」話すことを徹底してください。 また、「よしなに」「いい感じで」といった曖昧な指示や、社内だけで通じる専門用語、若者言葉などのスラングを多用するのもNGです。抽象的な副詞も避け、具体的な言葉に置き換える努力が必要です。 NG例2:間違いをその場で強く指摘しすぎる 学習者が勇気を出して日本語を話した際、その会話の流れを遮って「あ、その助詞は『が』じゃなくて『は』ですよ」といった細かい間違いをその場で強く指摘しすぎるのは、最も避けるべき対応の一つです。 これを繰り返されると、学習者は「話すと怒られる」「また間違えた」と感じ、口を閉ざしてしまいます。 コミュニケーションの目的は、文法的に完璧な文章を話すことではなく、まず「意図が伝わること」です。間違いに気づいても、まずは最後まで話を聞き、意図が伝わったことを認めた上で、後で優しくフィードバックするようにしましょう。 NG例3:「なぜわからないの?」と相手を責めるような質問をする 何度説明しても相手が理解してくれないと、教える側も「こんなに丁寧に説明しているのに、なぜわからないんだ」とイライラしてしまうことがあるかもしれません。 しかし、その感情を「なぜこれがわからないの?」「さっきも言ったよね?」といった言葉で相手にぶつけてはいけません。それは相手の能力を責める質問であり、学習意欲を根本から奪ってしまいます。 わからないのは、相手の能力の問題ではなく、「教え方の問題」である可能性を常に考えるべきです。「ごめんなさい、私の説明が難しいですね」「どこが一番わかりにくいですか?」と、質問の仕方を変え、わからない原因を一緒に探る姿勢が重要です。 なぜ企業の日本語教育はうまくいかない?担当者が抱える3つの課題 ここまで、現場で実践できる日本語の教え方のコツを紹介してきました。これらの方法を実践するだけでも、外国人スタッフとのコミュニケーションは大きく改善されるはずです。 しかし、それでも多くの企業が、社内での日本語教育の難しさに直面し、継続できずにいます。そこには、現場の担当者が抱える共通の課題が存在します。 課題1:教える時間的・精神的な余裕がない 最も大きな課題は、教える側のリソース不足です。日本語教育を任されるのは、多くの場合、現場の上司やメンター、人事担当者です。自身の通常業務を抱えながら、その合間を縫って教育の時間を確保しなければなりません。 日々の業務に追われる中で、「教えなければ」というプレッシャーが常にのしかかり、十分な準備もできないまま場当たり的な対応になりがちです。結果として、教育が中途半端になり、担当者自身の精神的な負担が限界に達してしまうケースは少なくありません。 課題2:日本語教師ではないため「正しい教え方」がわからない 現場の担当者は、日本語ネイティブであっても、「日本語教育」のプロではありません。そのため、「この文法をどう説明すればいいか」「自分のこの日本語は本当に正しいのか」といった専門的な知識の不足に直面します。 特に、動詞の活用や助詞の使い分け、敬語といった体系的な知識が必要な分野は、教えようにも教えられないのが実情です。間違った日本語を教えてしまうリスクもあり、教えること自体に不安を感じてしまう担当者も多いのです。 課題3:スタッフの日本語レベルがバラバラで対応しきれない 採用時期や出身国が異なれば、外国人スタッフの日本語レベルは当然バラバラになります。全くの初心者(N5レベル)もいれば、日常会話は問題ない中級者(N3レベル)もいるでしょう。 こうしたレベルが異なるスタッフに対して、一斉に同じ内容を教えるのは非常に非効率です。初心者向けに教えれば中級者は退屈し、中級者向けに教えれば初心者は何も理解できません。 かといって、一人ひとりのレベルに合わせて個別の教材を用意し、マンツーマンで指導するような時間的余裕は、現場にはありません。 あわせて読みたい 企業が日本語教育で陥る3つの罠とは?オンラインeラーニングの失敗しない活用法 「高い費用を払って日本語講師を呼んだが、効果が実感できなかった」「教材を渡したきりで、勉強しているか分からない」「結局、スタッフの日本語は上達せず、コストだ… 社内教育の負担を激減!「日本語カフェ」で効率的な学習環境を 日々の業務を行いながら、スタッフ一人ひとりのレベルに合わせて、文法や語彙といった「基礎」を体系的に教えるのは、非常に困難です。 「教える時間がない」「どう教えればいいか分からない」「コストをかけて日本人講師を採用・管理するのは大変…」とお悩みなら、『日本語カフェ』の「JLPT 合格コース」の利用がおすすめです。 なぜ「日本語カフェ」のJLPT合格コースが企業に選ばれるのか? 「JLPT 合格コース」は、プロの日本語講師が監修した「合格特化カリキュラム」です。日本語能力試験(JLPT)のN5からN1まで、全てのレベルに対応しており、「何を、どの順番で学べば合格できるか」がすべて整理されています。スタッフのレベルに合った内容で最短ルートの学習が可能です。 学習は、高品質な「動画講義」と反復練習できる「演習ドリル」で進めます。プロ講師による分かりやすい動画でインプットし、すぐにドリルでアウトプットする。この「わかる→使える」のサイクルにより、現場で教えるのが難しい「文法」や「読解」も、スタッフが自ら体系的に学んでくれます。 もちろん、スマートフォンやPC、タブレットに対応しており、1回10分からのスキマ学習も可能です。通勤時間や休憩時間など、忙しい業務の合間を縫って、自分のペースで学習を進められます。 さらに、担当者様の負担を削減する「学習管理機能」も充実しています。利用者一人ひとりの学習状況や進捗が管理画面で一目で確認できるため、管理にかかっていた時間を大幅に短縮できます。 ゼロからでも最短3ヶ月でN3レベルへ! 日本語カフェのJLPT合格コースは、その効率的なカリキュラムにより、目に見える成果を出しています。全くの初心者から学習をスタートし、わずか2ヶ月でN4に合格、3ヶ月でN3(日常会話の基本的な読み書きができるレベル)に合格した実績もあります。 ★合格実績★ ゼロから3ヶ月でJLPT N3に合格 「日本語カフェ」で学習したフィリピン人受講者4名は、日本語学習未経験からわずか3ヶ月の学習で、日本語能力試験(JLPT)N3に全員合格しました。2025年4月に学習を開始し、1日平均6時間の自主学習を継続した結果、6月にはN5・N4を突破。そして7月には、通常半年以上かかるといわれるN3レベルに到達しました。 実際の試験結果では、文字語彙・文法読解・聴解のすべての分野で合格点をクリアしており、「日本語カフェ」のカリキュラムが短期間で成果を出せることを証明しています。 一般的に学習効果のばらつきやモチベーション維持に課題がある日本語教育ですが、明確な合格目標と効率的な学習設計により、4人全員が同時にN3合格を果たしました。 \ 資料請求はこちら/ 日本語カフェ あわせて読みたい 【導入事例インタビュー】顧客満足と人材育成を両立する現場主導の取り組み ― K社様(匿名希望)× 日本… 外国人材の受け入れが当たり前になりつつあり、単なる人手ではなくチームの一員として活躍できるようサポートする体制が企業に求められています。 実際に日本語教育を現… 外国人スタッフへの日本語教育 まとめ 本記事では、外国人スタッフへの日本語の教え方について、現場ですぐに使える9つの基本ポイントから、避けるべきNG例までを詳しく解説しました。 教え方の基本は「やさしい日本語」「視覚情報の活用」「スモールステップ」を徹底することです。そして、仕事で使う日本語は「指示」や「報告」など、具体的なシーンを想定して練習の場を作ることが重要です。 現場での実践練習は、コミュニケーション能力を伸ばす上で非常に重要です。しかし、それだけでは基礎的な日本語力(文法・語彙)を体系的に身につけるのは困難です。 現場の担当者様は、日々の業務を通じた「実践的なコミュニケーション」のサポートに集中し、時間と手間がかかる基礎学習は、「日本語カフェ」のようなプロが設計したオンライン教材に任せるのが効率的です。 「日本語カフェ」は、貴社の外国人スタッフの日本語力向上と、教育担当者様の負担軽減を全力でサポートします。まずはお気軽にご相談、お問い合わせください。 \ お問い合わせはこちら/ 日本語カフェ 全てのコラム 日本語教育・日本語学習法 よかったらシェアしてね! URLをコピーしました! URLをコピーしました! 企業が日本語教育で陥る3つの罠とは?オンラインeラーニングの失敗しない活用法 外国人の介護資格4つと介護福祉士資格の取得サポートを徹底解説 この記事を書いた人 三木 雅史 三木 雅史(Masafumi Miki) 株式会社E-MAN会長 1973年兵庫県たつの市生まれ / 慶応義塾大学法学部法学科卒 ・25歳で起業 / デジタルガレージ / 電通の孫請でシステム開発 ・web通販事業を手掛ける ・2006年にオンライン英会話を日本で初めて事業化 ・2019年外国人の日本語教育を簡単、安価にするため 日本語eラーニングシステムを開発、1万人超の外国人が日々学習中 日本語教育でお困りの方に役立つ資料をこちらからダウンロード下さい。 無料トライアルで実際のシステムをお試し頂く事も可能です。 日本語カフェが分かる資料3点セットをご案内します 資料を請求する 実際に日本語カフェの機能がどのようなものか、お試し下さい 試してみる 関連記事 外国人の介護資格4つと介護福祉士資格の取得サポートを徹底解説 2025年10月27日 企業が日本語教育で陥る3つの罠とは?オンラインeラーニングの失敗しない活用法 2025年10月25日 特定技能の教育をデジタル化!外国人スタッフが自ら学習する教材の選び方と利用法 2025年10月19日 外国人スタッフの漢字・語彙力アップ!おすすめの本とeラーニング教材を紹介 2025年10月18日 外国人介護スタッフの介護福祉士試験合格を確実に!効率的な勉強法とサポート 2025年10月17日 【外国人社員向け】業務で役立つ漢字の効率的な練習方法とおすすめ教材を紹介 2025年10月16日 外国人スタッフに効果的な日本語の教え方と無料で使える資料を紹介 2025年10月15日 特定技能の試験問題を分野別に解説!入手方法から学習の進め方まで 2025年10月14日