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日本語の教え方講座はどれがいい?おすすめ講座8選と特徴を紹介

日本語の教え方 講座

近年、日本語教師への注目が高まっています。在留外国人の増加や海外での日本語学習者の拡大により、日本語を教えられる人材の需要は年々広がっています。日本国内の日本語学校だけでなく、企業研修やオンラインレッスンなど、活躍の場も多様化しているのが特徴です。

さらに、2024年からは国家資格「登録日本語教員」制度がスタートし、日本語教師という職業はこれまで以上に専門性が求められる分野となりました。資格取得を目指す人はもちろん、まずは教え方の基礎を学びたいという方にとっても、どの講座を選ぶかが重要なポイントになります。

しかし、日本語の教え方を学べる講座は数多くあり、入門向けのオンライン講座から実践重視のコース、国家資格対応の養成講座までさまざまです。「自分にはどれが合っているのか分からない」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、目的やレベル別におすすめの日本語の教え方講座8選を厳選して紹介します。これから学び始める方も、スキルアップを目指す方も、自分に合った講座選びの参考にしてください。

目次

日本語の教え方講座とは?何が学べる?

ホワイトボードに並ぶカラーマーカーとイレーサー

日本語の教え方講座とは、外国人に日本語を指導するための知識やスキルを体系的に学ぶ講座のことです。単に日本語が話せることと「日本語を教えられること」は別であり、文法の整理、指導手順の組み立て方、学習者へのフィードバック方法など、専門的な視点が求められます。

多くの講座では、初級文法の教え方、教案(レッスンプラン)の作り方、発音指導、語彙の導入方法、ロールプレイの進め方などを学びます。また、実践的な講座では模擬授業や実習を通して「実際に教える力」を養います。

直接法とは

直接法とは、日本語を日本語で教える指導方法のことです。授業中はできる限り学習者の母語を使わず、絵やジェスチャー、例文、状況設定などを活用して意味を理解させます。日本語学校で主流となっている教授法です。

直接法のメリットは、日本語に触れる時間を最大化できることです。学習者は自然に日本語の語順や表現に慣れていきます。一方で、教師側には分かりやすく説明する工夫や高度な教室運営スキルが求められます。そのため、多くの日本語の教え方講座では、直接法をベースにした指導技術を学びます。

間接法とは

間接法とは、学習者の母語(多くの場合は英語など)を使いながら日本語を教える方法です。文法の説明や語彙の意味を母語で補足することで、理解を早めることができます。

特にオンラインレッスンやマンツーマン指導では、間接法を取り入れるケースも少なくありません。英語で日本語を説明するスキルが求められる場合もあり、講座によっては間接法の指導法も学べます。学習者の背景や目的に応じて、直接法と間接法を使い分ける柔軟性が、日本語教師には重要です。

国家資格「登録日本語教員」との関係

2024年から国家資格「登録日本語教員」制度がスタートし、日本語教師を取り巻く環境は大きく変化しました。今後、日本語教育機関で教えるためには、原則として登録日本語教員の資格が求められる流れになっています

資格取得には、日本語教員試験への合格や実践研修の修了が必要です。そのため、国家資格に対応した養成講座や実践研修コースを選ぶことが重要になります。一方で、企業内研修やボランティア、日本語交流活動などでは、必ずしも国家資格が必須ではないケースもあります。

日本語の教え方講座を選ぶ際は、「趣味や副業レベルで教えたいのか」「国家資格を取得して本格的に日本語教師として働きたいのか」といった目的を明確にすることが大切です。目的によって、選ぶべき講座は大きく変わります。

日本語の教え方講座の選び方は?失敗しないポイント5つ

吹き出しの中に青字でPointと書かれたアイコン画像

日本語の教え方講座は種類が豊富なため、なんとなくで選んでしまうと「思っていた内容と違った」「資格に対応していなかった」と後悔することもあります。自分の目的や将来像に合った講座を選ぶために、次の5つのポイントを確認しておきましょう。

1. 目的で選ぶ(趣味/副業/国家資格)

まず最も大切なのは、「なぜ日本語を教えたいのか」という目的を明確にすることです

例えば、外国人の友人や社内の外国籍社員に日本語を教えたい場合は、入門レベルのオンライン講座でも十分対応できます。一方で、オンライン日本語教師を目指すなら、実践的な指導法やオンライン特有のノウハウを学べる講座が適しています。

将来的に日本語学校などで本格的に働きたい場合は、国家資格「登録日本語教員」に対応した養成講座を選ぶことが重要です。目的によって最適な講座は大きく異なるため、最初にゴールを明確にしましょう。

2. 学習形式(通学・通信・eラーニング)

講座の学習形式も重要なポイントです。

通学型は講師や受講生との対面コミュニケーションがあり、実践的な学びがしやすいのが特徴です。一方、通信講座やeラーニングは、自分のペースで学習できるため、仕事や育児と両立しやすいメリットがあります。

最近では、通学とオンラインを組み合わせたハイブリッド型の講座も増えています。ライフスタイルや学習習慣に合わせて、無理なく継続できる形式を選ぶことが成功のカギです

3. 実習の有無

日本語教師として実際に教えるためには、知識だけでなく「実践経験」が欠かせません。講座によっては模擬授業や実習、見学の機会が用意されているものもあります。

将来的に日本語学校や教育機関で働きたい場合は、実習が含まれている講座を選ぶと安心です。実習を通して、自分の課題や強みが明確になり、即戦力としてのスキルを身につけやすくなります。

一方、まずは基礎理論だけを学びたいという方は、実習なしの講座でも問題ありません。どこまで実践力を求めるかを基準に考えましょう。

4. 特定分野

日本語教育の現場は多様化しており、介護、ビジネス、日本語試験対策など、専門分野に特化した指導ニーズも高まっています。

例えば、外国人介護士の増加に伴い「介護の日本語」を教えられる人材は今後さらに求められるでしょう。特定分野に強みを持つことで、他の日本語教師との差別化にもつながります

すでに関わっている業界がある場合は、その分野に特化した講座を選ぶのも有効な戦略です。

5. 期間・費用

最後に確認しておきたいのが、受講期間と費用です。

短期間で基礎だけを学べる講座もあれば、1年程度かけて資格取得を目指す本格的な養成講座もあります。費用も数万円程度の入門講座から、数十万円規模の養成コースまで幅広いのが特徴です。

安さだけで選ぶのではなく、将来の働き方や収入を見据えた上で「自分の目的を達成できる内容かどうか」を基準に判断することが大切です

日本語の教え方おすすめ講座8選

パソコン画面越しにスーツ姿の男性が親指を立てる様子

日本語の教え方を学べる講座は、入門向けの基礎講座から、実践重視のコース、国家資格対応講座までさまざまです。ここでは、目的やレベルに応じて選べるおすすめ講座8選を紹介します。

スクロールできます
講座名学習形式特徴こんな人におすすめ
日本語教え方講座(みんなの日本語)eラーニング・『みんなの日本語』使用
・直接法
・i+1理論で体系的に学べる
初級文法をしっかり理解したい人
THANK’s 日本語の教え方講座通学中心・講義+実践指導
・段階的コース制
・サロン見学あり
実践経験を積みながら学びたい人
オンラインでの日本語の教え方通信講座通信(オンライン)・オンライン指導特化
・間接法も学べる
オンライン日本語教師を目指す人
日本語を教えたい人のためのオンライン基礎講座オンデマンド・入門特化
・短時間学習
・初心者向け
まずは基礎から気軽に学びたい人
日本語教師になりたい人のための入門講座eラーニング+添削・修了認定証あり
・課題添削つき
本格的な養成講座の前に基礎を固めたい人
介護の日本語 教え方講座Live+eラーニング・介護分野特化
・専門日本語に対応
専門スキルを身につけたい日本語教師
登録日本語教員養成・実践研修コース通学+eラーニング・文科省登録
・国家資格対応
登録日本語教員資格を取得したい人
登録日本語教員講座通学+オンライン・手厚い個別サポート
・試験対策特化
試験合格を目指して効率的に学びたい人

日本語教え方講座

「日本語教え方講座」について | ⽇学舎
引用:「日本語教え方講座」について | ⽇学舎

『みんなの日本語』を使用し、直接法(日本語で日本語を教える方法)で初級日本語の教え方を学べるeラーニング講座です。全20回の授業で第1課〜第25課までを体系的に解説し、理論を体験しながら文型・文法の理解を深めます。現役日本語教師が講師を担当しており、実践力の基礎を固めたい方におすすめです

THANK’s 日本語の教え方講座

講義と実践指導を通して、日本語を外国人に教えるための具体的な方法を学べる講座です。基礎コース・実践コース・達人コースの3段階制で、段階的にスキルアップできます。サロン見学や実習の機会もあり、実際に教える現場を意識した学習が可能です。将来的にインストラクター登録を目指す方にも適しています

オンラインでの日本語の教え方通信講座

オンラインでの日本語指導方法を学べる講座です。直接法だけでなく、英語を使った間接法にも対応。基礎編・応用編の全10回構成で、Zoomなどを使ったオンライン授業のノウハウを身につけられます。オンライン日本語教師を目指す方におすすめです

日本語を教えたい人のためのオンライン基礎講座

日本語教育に興味がある初心者向けのオンデマンド講座です。1回20分×全15回の構成で、日本語の特徴や教え方の基礎を分かりやすく解説。外国人の友人や社内外国籍社員に日本語を教えたい方にも最適です。入門として気軽に学びたい方にも向いています。

日本語教師になりたい人のための入門講座

日本語教師を目指す第一歩として設計された入門講座です。映像学習とテキスト、問題集、添削課題を組み合わせた学習スタイルで、基礎知識をしっかり身につけられます。修了認定証の発行もあり、将来本格的に日本語教師養成講座へ進みたい方におすすめです

介護の日本語 教え方講座

外国人介護士への日本語指導に特化した専門講座です。Live講座とeラーニングを組み合わせ、介護現場で必要とされる日本語や指導方法を学びます。介護分野の基礎知識も学べるため、日本語教師として専門性を高めたい方や、介護施設で外国人スタッフの育成に関わる方におすすめです

登録日本語教員養成・実践研修コース

文部科学省登録の日本語養成機関による国家資格「登録日本語教員」対応コースです。eラーニングと通学を組み合わせ、約1年で日本語教師を目指せます。日本語教員試験対策と実践研修の両方に対応しており、これから本格的に日本語教師として活躍したい方に最適です

登録日本語教員講座

国家資格「登録日本語教員」の試験対策に特化した講座です。通学とオンラインの両方に対応し、パーソナルトレーナーやキャリアナビゲーターによる手厚いサポートが特徴。アプリを活用した効率的な学習やオンラインLIVEセミナーなど、合格までのフォロー体制が充実しています。

日本語の教え方講座に関するよくある質問(FAQ)

茶色の背景にQUESTIONSと並んだ英字の文字

ここでは、日本語の教え方講座を検討している方からよく寄せられる質問にお答えします。受講前の不安や疑問を解消し、自分に合った学び方を見つけましょう。

日本語教師になるには資格は必要?

活動する場所によって異なります。日本語学校などの認定教育機関で働く場合は、国家資格「登録日本語教員」の取得が求められる流れになっています。一方で、企業内研修、地域の日本語教室、ボランティア活動、オンライン個人レッスンなどでは、必ずしも国家資格が必須とは限りません。

将来的にどのような働き方をしたいかによって、必要な資格や講座のレベルは変わります。まずは目指すキャリアを明確にすることが大切です。

420時間講座は必須?

従来は「日本語教師養成420時間講座の修了」が日本語教師になるための代表的なルートとされてきました。しかし、現在は国家資格制度が始まり、試験合格と実践研修の修了が重視される仕組みに変わっています。

そのため、必ずしも420時間講座を修了しなければならないというわけではありません。ただし、体系的に日本語教育を学べる点では大きなメリットがあります。本格的に日本語教師として働きたい場合は、国家資格に対応した養成講座を選ぶのがおすすめです。

オンラインだけで教えられる?

はい、オンラインのみで日本語を教えることは可能です。近年はZoomなどを活用したオンライン日本語レッスンが広がっており、国内外の学習者とつながることができます。

ただし、対面授業とは異なる工夫やスキルが必要です。画面共有の活用、発話機会の作り方、教材の見せ方など、オンライン特有の指導ノウハウを学べる講座を選ぶと安心です。

英語ができなくても大丈夫?

必ずしも英語が話せる必要はありません。日本語学校では直接法が主流で、日本語を日本語で教える授業が一般的です。そのため、英語ができなくても日本語教師として活躍している人は多くいます。

ただし、オンラインのマンツーマンレッスンや間接法を用いる授業では、英語などの共通言語が役立つ場面もあります。将来どのような学習者を対象にしたいかによって、求められるスキルは変わります。

未経験でも受講できる?

ほとんどの日本語の教え方講座は、未経験者を対象としています。入門講座では、日本語教育の基礎から丁寧に学べるため、初めてでも安心してスタートできます。

実践的な講座や専門分野特化型の講座は、基礎知識がある人向けの場合もありますが、段階的に学べるコース設計になっていることが多いです。まずは入門講座で基礎を身につけ、その後ステップアップしていく方法もおすすめです。

日本語教師の将来性と今後の需要

黒板にチョークで書く笑顔の女性教師

日本語教師という仕事は、今後ますます需要が高まることが予想されています。その背景には、日本国内外での日本語学習ニーズの拡大や社会構造の変化があり、多様なフィールドで活躍できるチャンスが広がっています。

在留外国人の増加による国内需要の拡大

日本国内では在留外国人の数が年々増加しており、日本語を必要とする人が着実に増えています。日本語学校だけでなく、地域の日本語教室や企業内研修など、日本語教師が活躍する場は広がっています。

生活に必要な日本語や職場でのコミュニケーション指導など、実践的な日本語教育のニーズが高まっていることから、基礎的な教え方を身につけた人材への需要は今後も続くと考えられます。

介護・技能実習・特定技能分野でのニーズ

特に注目されているのが、介護分野や技能実習・特定技能制度に関連する日本語教育です。外国人介護士や技能実習生に対して、業務に直結する日本語を教えられる人材が求められています。

例えば「介護の日本語」では、専門用語や現場で使う表現を正確に教える必要があります。こうした専門分野に対応できる日本語教師は、今後さらに価値が高まるでしょう。特定分野に強みを持つことで、他の日本語教師との差別化にもつながります。

海外における日本語学習需要の拡大

海外でも日本語学習者は増加傾向にあります。日本文化への関心や、日本企業への就職、日本留学を目指す動きなどが背景にあります

オンラインレッスンの普及により、日本に住んでいなくても世界中の学習者に日本語を教えられる環境が整っています。海外需要を取り込めることは、日本語教師という仕事の大きな魅力のひとつです。

オンライン教育の拡大と新しい働き方

近年はオンライン教育が急速に広がり、日本語教育も例外ではありません。Zoomなどを活用したオンライン授業は一般的になり、副業として日本語を教える人も増えています。

オンライン指導は、時間や場所に縛られずに働けるというメリットがあります。一方で、画面越しでの指導スキルや教材の工夫など、新たな能力も求められます。オンライン対応の講座でスキルを身につけることで、より幅広い働き方が可能になります。

まとめ|自分の目的に合った日本語の教え方講座を選ぼう

黒板の前の机にノートパソコンと文房具が置かれた教室風景

日本語の教え方講座は、入門向けの基礎講座から実践重視のコース、国家資格に対応した養成講座まで幅広く用意されています。自分がどのように日本語を教えたいのか、将来どのように関わっていきたいのかによって、最適な選択は変わります。

趣味やボランティアとして日本語を教えたい方であれば、まずは基礎を学べるオンライン講座から始めるのもよいでしょう。副業やオンライン講師を目指す場合は、実践的な指導法やオンライン特有のノウハウが学べる講座が適しています。本格的に日本語学校などで働きたい場合は、国家資格「登録日本語教員」に対応した養成講座を視野に入れることが重要です。

日本語教師は、在留外国人の増加や専門分野での需要拡大、オンライン教育の普及などにより、今後も活躍の場が広がる分野です。その第一歩として、自分の目的やライフスタイルに合った講座を選び、着実にスキルを身につけていきましょう。適切な学びを選ぶことで、将来の可能性を大きく広げることができるでしょう。

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この記事を書いた人

三木 雅史(Masafumi Miki) 株式会社E-MAN会長
1973年兵庫県たつの市生まれ / 慶応義塾大学法学部法学科卒
・25歳で起業 / デジタルガレージ / 電通の孫請でシステム開発
・web通販事業を手掛ける
・2006年にオンライン英会話を日本で初めて事業化
・2019年外国人の日本語教育を簡単、安価にするため
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