勉強は「歩きながら」が一番身につく!? 学習の習慣化のコツと簡単にできるモチベーション維持の方法を紹介

歩きながらの音声学習が一番身につく? 勉強の習慣化のコツとすぐに実践できるモチベーション維持の方法とは
目次

学習の習慣化は生活リズムを一定にすることから

――学習を習慣にするためには何が大事になりますか。

まずは、毎日の生活リズムを一定化することが大事ですね。 
朝は一定の時間に起きて、起きた後に行う動作も一定化させるといいです。
たとえば、毎朝5時に時計のアラームで起きて、シャワーを浴びたりラジオ体操をしたり。
その流れで朝のうちに何かしら勉強できれば一番いいと思います。

土曜や日曜はゆっくり寝ていたい気持ちもあると思いますが、遅く起きれば夜の寝つきが悪くなるなどして、生活リズムが狂ってしまいます。
なので、学習を習慣化するためには、土日も朝は一定の時間に起きて同じリズムで生活することが重要です。

そして、夜の就寝時間を基本的に同じ時間にしておくことも大事です。
飲み会等で帰りが遅くなると2、3日引きずって勉強に身が入らなくなります。
そのため、寝る時間を決めておいて、「早く帰って早く寝る」ということを心がけるといいですね。

――朝に勉強することを習慣にしたほうがいいですか

そうですね。時間に関しては全体的に朝型にしていくことが大事です。
夜はどうしてもいろんな誘いがあったりして、自分でコントロールできない時間が多くなります。
朝なら連絡等が入ることはあまりないので、自分の時間を確保しやすく学習により集中できると思います。

スキマ時間を使って学習を習慣に

――学習を習慣化するためのコツがあれば、教えてください。

学習を習慣化させるコツは、10分、15分のスキマ時間を活用することですね。
たとえば、電車等で移動する際は必ずヘッドセットをつけて、YouTubeで学習動画を流して勉強するといった感じです。
あと、歩きながら音声を聴くだけでも、十分勉強が身につきます。

こういった学習は、「再生ボタンを押せばすぐに勉強の音声が流れる」としておくだけでいいので、そんなに心理的な負担もなく取り組めます。
勉強しなきゃと頑張らなくていいので、自然に頭に入ってくるかなと思います。

――机に向かって勉強するほうが集中できるような気もしますが、スキマ時間のそういった勉強でも学習効果があるんですね。

記憶力が最も上がるのは、実は「歩きながらの勉強」なんです。
これは実際に論文でも発表されていますが、時速4キロくらいのウォーキングをしながら単語等を学習すると、最も学習効果が出るという結果が出ています。

また、机に向かうときもじっと座らずに、できれば回転椅子みたいなもので、ちょこちょこ体勢を変えながら勉強すると学習効果が高まるといった研究結果もあります。

モチベーション維持には小さな行動目標をつくり毎日続けることが大事

――学習のモチベーションはどういうときに下がりやすいですか。

日々の習慣が崩れると、体がだるくなってやる気も下がるということがあります。
たとえば、夜遅くまで飲んで翌日二日酔いの状態ですと、学習のモチベーションが全く湧かず、その日丸一日を無駄にしてしまうこともあるかなと思います。

それを防ぐには、朝決めた時間に起きてすぐにラジオ体操をしたり、ジムで運動をしたりといった一定の動作を必ず行うことを習慣にするといいです。
そして、「朝軽く運動をしたら30分学習する」というところだけをスケジュールとして決めておけば、モチベーションが下がることはあまりないと思います。 

仮にモチベーションが下がった場合は、また早起きをして、「朝に少しでも勉強する」という習慣を復活させることが大事ですね。

――学習モチベーションを維持する効果的な方法はありますか。

日々、安定的に学習を続けることが大事ですね。
「今日は日曜日だから8時間勉強して、明日は休もう」などと波をつくらずに、「毎日最低1時間は勉強する」と決めてそこから取り組んでいけばいいかなと思っています。

ただ、「毎日3時間必ず勉強する」と決めてしまうと、取り組む前にしんどいなと抵抗感が出て、とっかかりにくくなります。
そんな抵抗感を減らすには、「毎日1個新しい漢字を覚える」、「1分間だけ本を読む」といった最低限の行動を目標として設定するのがいいです。
実際、1分間本を読もうと思って読み始めたら、気づくと30分、1時間ほど経っていたということになるかなと思います。

なので、学習のモチベーションを長く保つには、「1分間だけテキストを読む」といった小さな目標を設定して、それを毎日守り続けることが一番大事です。

やる気が自然にアップする日本語カフェの学習カリキュラム

――日本語カフェで、学習の習慣化やモチベーション維持のために工夫したことはありますか。

良質なテキストだとしても、1日に何時間も一つのテキストで学習を進めていれば飽きてしまいますよね。
そうならないように、日本語カフェではいろいろな教材をミックスして勉強できるよう工夫をして学習カリキュラムを作りました。

具体的には、まず短めの動画を見て勉強していただきます。
そのあと実際に問題演習に取り組んでもらって、どれくらいの点数が取れたかを確認していただくんです。

――問題演習などアウトプットの機会が用意されていれば、緊張感をもって学習に取り組めますね。

そうですね。また、最初の動画を見るところから、「このあとの確認テストで出題されるかもしれない」っていう意識をもつと、動画により集中するので内容が頭に入りやすくなります。
そして確認テストでそこそこいい点が取れると、自信が深まるので学習に対してのモチベーションがさらに上がってくるんですね。

日本語カフェで動画を見て問題を解き、いいスコアを取って、いい気分で次の動画に進んで勉強する。
そんなステップを繰り返しながら、日本語学習をどんどん進めていただければいいかなと思っています。

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この記事を書いた人

三木 雅史(Masafumi Miki) 株式会社E-MAN会長
1973年兵庫県たつの市生まれ / 慶応義塾大学法学部法学科卒
・25歳で起業 / デジタルガレージ / 電通の孫請でシステム開発
・web通販事業を手掛ける
・2006年にオンライン英会話を日本で初めて事業化
・2019年外国人の日本語教育を簡単、安価にするため
 日本語eラーニングシステムを開発、1万人超の外国人が日々学習中

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