今話題の外国人採用、
たくさんのメリットはあるとわかってはいるけれど、不安も多い。
そんな方、多いのではないでしょうか。
特によく聞くのが、言葉の壁とそれに伴うミスコミュニケーション。
優秀な海外の人材に活躍してもらい、自社の成長につなげるには、
どうしてもこの壁を乗り越えなくてはいけませんね。
でも、ご心配なく!
実は、日本語というのは、世界の様々な言語の中でも、
コミュニケーションをとるレベルになるには、
習得に時間がかからない言語と言われています。
皆さんもよく知る楽天は、
海外人材の積極的な採用で有名ですが、
楽天が海外人材採用に積極的になったきっかけが、
あるインド人のとても優秀なインドからのエンジニアが、
3か月で日本語を習得したからだそうです。
楽天をはじめ多くの企業は、
現在日本語力を問わず海外人材を採用し、
自社で必要に応じて教育するという傾向を強めています。
そこで、本記事では、
あなたにぴったりの日本語研修の選び方を、
3つのポイントにそって紹介していきます。
納得のいく!日本語研修の選び方
1.自社のニーズを分析
まずやるべきことは、自社のニーズを分析することです。
ここで特に大切になるのは、目的と受講者のレベルを明確にすること。
目的:研修を通して、身に着けてほしいスキル(etc レポート作成力、コミュニケーション力)、予算や期間を明確に!
受講者のレベル:受講者の現在のレベル×身に着けてほしいレベルで、選ぶ研修会社や、コースが変わってきます。また、受講者のレベルは均一ですか?ばらけていますか?受講者のレベルの均一さによって、効果的なレッスン形態も変わります。
以下に例を挙げるので、是非参考にしてみてください^^
- 例1:インドからエンジニアを4人採用した人事担当Aさんの場合
- 日本語レベルが同じなので、予算が節約できるグループでのレクチャー
- 例2:新卒採用に外国人採用を取り入れ始めた人事担当Bさんの場合
- 予算が少ないが、採用した外国人人材の日本語レベルにばらつきがあるので、オンライン個別コースを導入
2.分析したニーズに沿って、研修形態を選ぶ
通学?派遣?オンライン?それともハイブリット型?
日本語研修には、さまざまな種類がありますが、
種類としては、通学・派遣・オンライン・ハイブリット型に分けられます。
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通学:日本語学校に通ってもらう方法。
- メリット:きめの細かいレッスンが受けやすい、担当の講師と直接レッスンなので、モチベーションが持続しやすい。グループレッスンなら比較的安い場合もあり。
- デメリット:交通時間やレッスン費用の高さ。
- こんな方にオススメ:出来るだけ早く日本語を習得してほしい、予算の心配はあまりない、学習者がモチベーションを保つことが出来るか心配、学習者の日本語レベルが均一
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派遣:自社に日本語講師を派遣してもらう方法。
- メリット:きめ細かいレッスンを受けられるのに加え、交通時間などかける必要がない。
- デメリット:費用の高さ。
- こんな方にオススメ:とにかく早く日本語を習得してほしい、予算の心配はあまりない、学習者がモチベーションを保つことが出来るか心配
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オンライン:スカイプ等を使って、オンラインで講師にレッスンをしてもらう方法。オンライン日本語研修を、行っている企業で申し込みが可能。
- メリット:どこにいてもレッスンを受けられること、費用が比較的安い場合が多い。
- デメリット:企業や講師により、レッスン質にばらつきがある場合があること。
- こんな方にオススメ:予算があまりないが、きめの細かい指導を受けさせたい、学習者のレベルにばらつきがある、時間や場所に縛られずレッスンを受けさせたい
-
ハイブリッド型:上記二つ以上の方法を組み合わせたもの
- メリット:より対費用効果の高いレッスンが受けられる・
- デメリット:自社のニーズとオンラインレッスンの特徴をよく理解し、選ぶことが必要。
- こんな方にオススメ:もっとも自社のニーズに合ったレッスンで、効率的にレッスンを受けさせたい、はやく・効率的に日本語を習得させたい、出来るところは費用を節約したい
- *講師派遣と復習を兼ねたオンラインマンツーマンレッスンの組み合わせや、最近では、デジタル教材をメインにした学習と数回のマンツーマンオンラインレッスンのハイブリットもある。企業によって、自社のニーズに合ったものを提案してくれる
これに加えて、グループ型のレッスン・個別型のレッスンの違いも、
考慮するとより良いと思います。
グループ型は、受講者のレベルが均一であるときに有効で、
個別型は、受講者のレベルが別々だったり、より1人1人の目的に合わせたレッスンに有効です。
3.日本語研修比較~あなたにぴったりのスクールを見つける~
ここでは、スクール選びの参考になるように、
いくつかの日本語研修提供会社を紹介していきます。
スクール名 | 特徴 | レッスン形態 | 価格 | 教材・教育法 |
ECC | ・日常会話からビジネスマナーまで学べる ・バイリンガル日本人講師・企業のニーズに合わせて、レッスン形態・カリキュラム・講師など対応 |
・派遣
・通学 ・オンライン |
参考:社内語学スクール型(1回2000円/90分) | ・テキスト「まるごと りかい/かつどう」 ・直接法、会話練習、宿題 ・トレーニングされた講師 ・レッスン方法、講師等企業のニーズに対応可 |
Japan
Online School |
・個人に合わせたレッスン内容 ・24時間対応可 ・有資格の講師 |
・オンライン | 1レッスン(50分)、3600円~ | ・スカイプを使用したマンツーマンレッスン ・個人にあったコース(JLPT、会話練習 など) |
ECCのような大手は、ビジネス分野において、
各社のニーズに合わせたレッスンを得意としています。
BerlitzやALCなども似たような特徴があります。
多くのオンライン日本語研修は、
上記のJapan Online Schoolのように個人・法人向けに
スカイプを通したマンツーマンレッスンを提供しています。
マンツーマンとしては、価格が安いところが多いです。
ほかに、さらに的を絞って効果の高い研修を受けたい方には、
生徒の国籍に合わせた研修もおすすめです。
研修提供会社の数は限られますが、さらに生徒のニーズに合ったレッスンが受けることができ、
価格も比較的安く収まるので、おすすめです。
以下は、生徒の国籍にあった研修を提供している会社の例です。
スクール名 | 特徴 | レッスン形態 | 価格 | 教材・教育法 |
Nihongo Café net | ・来日したいフィリピン人向け ・日本語検定対策にフォーカス ・企業側が、学習時間・演習問題の結果を把握できるシステム ・対応レベルN5~N2 |
・オンライン ・動画教材、オンライン問題演習 |
月額5000円
(使い放題) |
・日本人講師による、動画教材を用いたレッスン→確認問題・演習 ・モチベーション維持対策(常駐のフィリピン人コーチ、チャットでの質問対応) |
Kakehashi LLC | ・来日したいベトナム人向け ・日本語検定・ビジネス日本語 など(カスタムレッスン可能) |
・オンライン ・スカイプを使用したレッスン |
・1レッスン(2480円~2760円) | ・オンラインで、プロの講師が、複数の生徒に対して、レクチャー ・多様なレッスン |
自社のニーズをしっかり分析して、
ぜひコストを抑えながら、
効果的な研修が受けられるところを選んでくださいね!
まとめ
今回は、納得のいく日本語研修の選び方について、
3つのポイントを紹介させていただきました^^
- 自社のニーズを分析
- 研修形態を選ぶ
- ぴったりのスクールを見つける
ぜひ、あなたも実践してみてくださいね^^