リーディング能力上達法

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どのような言語を習得するときでも、リーディングを行う必要があります。リーディングを上達する方法は沢山あります。読む力というものは、書く力よりも実は簡単に身に着けることができるのです。そのための具体的な方法をお伝えします。

 

目次

単語を覚えているか

リーディングを上達させるうえで、覚えている単語量が不足している場合は単語を覚えることからスタートしてください。しかし、単語だけを覚えるのではなく文法書などで例文がある場合は例文を利用して、文全体を覚えるように努力してください。

例文は基本的な形が書かれているため、文章を読むときに思い出すことができれば瞬時に意味が分かるようになります。リーディング能力を伸ばすときの単語量は、実質的にはどれだけの文を知っているかということになります。

 

リーディング能力を上げるためのコツ

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読む力を伸ばすためには、読むという行動をしなければいけません。文法書などで基本例文を沢山覚えていると、文の内容には結論が先の場合と後の場合があるということに気づきます。長い文を読む場合でも、結論が先なのか後なのかに意識を向けて読むことで長文読解ができるようになります。結論をつかんでから読む文章は、非常に読みやすくなります。

 

文章の意味を母国語で理解してから読む

母国語の文章なら読むことに苦労しません。ですので、第二言語で書かれた文章をまずは母国語で意味をおさえましょう。

意味を抑えたうえで、第二言語で書かれた文章を読んでください。さらに、第二言語だけを見て母国語で読んだときのイメージがわいてくるまで反復を行いましょう。そうすることで、第二言語のリズムに慣れることができるとともに脳の中で映像化することができます。

 

第二言語を習得するときに重要なのは、その言語を聞いたときに頭の中でイメージすることができることです。話すばかりではなく、聞いたときにイメージできることでさらに言語を習得することができます。

 

数多くの単語や文法、構文などを覚えていくためには第二言語を母国語で訳していると時間がかかるばかりではなく、いつまでたっても習得できないという感覚が生まれます。母国語を読んでから第二言語で書かれた文章を読み、頭の中でイメージがわくようになれば第二言語だけを見たり聞いたりすることで、新しい単語や文法を知ることができるようになるのです。

 

とにかく重要な映像化

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リーディングをするときに何よりも大切なのは、頭の中で映像化することです。映像化するための方法を考えましょう。単語を覚えるときも同様ですが、文章で書かれた文字を絵や映像で見ることを増やすことも必要です。

 

頭の中で文章を映像化することができるようになるまでには時間がかかります。そのため、練習段階では文章を絵にかいたり実際の映像などを見てみることも大切です。見たことがないものはイメージすることが難しいです。

 

母国で暮らしていると、他国の文化や他国にしかない食べ物、動物などには縁がありません。縁がないということは見てみるまではイメージができないということです。できるのであれば、実際に触れてみることをおすすめします。第二言語の習得をするときに、実際に現地を訪れてみることが大切なのは、見たことがないものを見ることができるからです。

 

文章の中で文法を探し出す

リーディング能力を向上させるために、文章の中で文法を探し出す練習を行うことで文章と文章のつながりを確認することができます。当然ながら、文章の中には多くの文法が使用されています。

 

読みやすい文章でも読みにくい文章でも、文法は同様に使用されているのです。そのため、文章に書かれている文の中で使用されている文法を確認するようにしていきましょう。文法を確認すると、読む速度は低下します。しかし、1文ずつをしっかり考えることができるため、文そのものを頭の中へインプットすることが可能になるのです。

 

母国語でも第二言語でも、文章は段落で分けることが可能です。段落は文で分けることができ、文は文節や文法ごとに区切れを作ることができます。そのような仕組みを文章の中で確認することで、言語特有のリズムを知ることができるのです。

 

第二言語を習得するときに、リーディング能力を伸ばそうと考えるときには、どのような文が書かれているのかを確認することで文章全体の理解度を向上させることができます。そのようなリーディング方法を行うことで、10個程度の文章を読むと大まかな文法と単語をほとんど知ることができ、連鎖的に能力が向上します。

 

リーディングとは読むコミュニケーション

どのような言語を習得するときでも、忘れてはいけないのは文章を書いた人間がいるということです。筆者の考えや意見を捉えることができると、リーディング能力が向上したということになります。

 

文字で書かれた文章は、筆者の考えや意見を含んでいます。そのため、いつも心の中で考えなければいけないのは筆者のことです。どのよな筆者が文章を書いているのか、どのような意見を述べているのかなど母国語でも同様に考えることを、第二言語でも考えることができるようになる必要があります。そのような能力を伸ばすためには、単語の力はもちろんのこと文法の力を養う必要があります。

 

リーディング能力の向上は、最終的に筆者の考えをつかむことができるようになるというコミュニケーションなのです。母国語と第二言語は文化が違うため、あなたが考える常識と筆者の常識が違う場合が多いです。そのため、理解できないと感じることも多くなります。しかし、筆者の考えをつかもうと努力することは、第二言語を習得して会話するときに相手の意見を捉えるのと同様です。

 

言語を習得するときには、相手がいるということを忘れてはいけません。リーディングでもライティングでも、会話だとしても常に相手が存在します。第二言語を習得するときにリーディングを学ぶことは大切ですが、最も重要なのは相手の気持ちを受け取ることができることです。ご自身の気持ちを相手に伝えることよりも、相手の気持ちを受け取る意識を持つことであなたの言語習得スピードは速くなります。

 

 

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この記事を書いた人

三木 雅史(Masafumi Miki) 株式会社E-MAN会長
1973年兵庫県たつの市生まれ / 慶応義塾大学法学部法学科卒
・25歳で起業 / デジタルガレージ / 電通の孫請でシステム開発
・web通販事業を手掛ける
・2006年にオンライン英会話を日本で初めて事業化
・2019年外国人の日本語教育を簡単、安価にするため
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