最重要 脳の中での気づき

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第二言語の習得だけに限らず、何かを学ぶときには気づくということが大切です。あなたは生活の中で、いくつの気づきを作り出すことができるでしょうか。第二言語を習得するときには、言語の中で様々な点に気づいていくことを意識すると習得が速くなります。

 

目次

気づきとはいったい何か

簡単な話ですが、気づくというのは今まで当たり前だと考えていたことに対して、疑問を持つことです。当たり前だと感じていることに疑問を持つことは簡単ではありません。例えば、朝起きて顔を洗うという行動をするときに何か気づくことはできるでしょうか。歯ブラシがなかったり、タオルがないなどいつもとは違う現象が起こったときには気づきやすくなります。しかし、当然のことがいつもと同じように行われているときには気づきは生まれにくいものです。では、様々なことに気づくためにはどのような行動が必要かというと、常に疑問を持つということになります。どうしてこの行動をしているのか、どうして今これを考えているのかなどご自身の考えられる範囲で、疑問をもつように意識することで気づきは生まれやすくなります。そのような疑問を考えることで、脳内のシナプスが結合し、気づきが生まれます。

 

第二言語習得の際の気づき

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言語習得の時に、どのような気づきが生まれると良いかというものがあります。単語や文法を暗記してく中で、母国語との違いを見つけてください。そして、その違いがなぜ生まれているのかを考える癖をつけましょう。これだけを考えるだけでも、たくさんのことに気づくことができます。母国語と習得する言語には、たくさんの違いがあります。単語も違えば文法も違います。もちろん、動物の鳴き声なども違って表現されているのです。朝や夜などにあなたが感じる感覚と、第二言語の国では感じ方が違うということに気づかされるのも言語の違いを意識した時に起こります。最も簡単な気づきは違いの中にあります。違いを発見し、その中で共通する部分を探すことができればあなたの気づきは習得のカギになります。

 

生活の中で言語を使用すると気づく

第二言語をある程度学習すると、誰かと会話をすることができるようになります。片言の言い回しであったとしても、会話は成り立ちます。会話をしようとすることで言語習得が速くなるのは、会話から送られる情報が脳の中で映像化されているからです。言語を映像として認識しているのです。言語習得をしていく中で、気づきを手に入れるためには言語を映像化する練習をしていくことをおすすめします。例えば、教材などに書かれている文章がどのような情景で書かれているのかを、ご自身で絵で描いてみるなどの方法をしてみると良いでしょう。ご自身だけでなく、他の人もご一緒に行うことができるような環境にいるのであれば、ご一緒に行ってみてください。ほとんどの人が違った絵を描きます。人が考えていることは、当然ながら違うのです。違うということを発見することも気づきのうちの一つです。言語を使用するというのは、話すというだけではなく他の人と一緒にその言語を使用して映像化するなどを行い、言語の認識の違いを理解するということです。

 

気づかないと楽しくない

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そもそも会話とは、自分と相手のイメージのすり合わせです。相手が考えていることと、自分が考えていることを共有することが会話の目的です。普段の雑談などをする場合でも、言語を使用して頭で考えたことを共有しているのです。情報を共有する方法は言語だけではありません。絵を使用したり、ジェスチャーなどで表現することもあるでしょう。言語で伝えることができる情報量は、全体の3パーセント程度だと言われています。残りの97パーセントは言語以外の情報で相手に伝えることになるのです。そのように理解した時には、言語習得の一番重要なことは映像化です。絵や音などを使用し、言語以外でも相手に意志を伝えることができる方法を学びましょう。そして、それができるようになってから後で言語を付け加えるのです。母国語で会話するときに、言葉だけを使用しても相手に伝わらないことは多々あります。そのようなときに、あなたがどのような行動をとるかが重要なのです。第二言語を習得するときにも、同様の行動を行ってみましょう。

 

気づけない時は考え続ける

気づきが重要であると聞くと、どうしても気づかないといけないと考える人がいます。しかし、そもそも気づきにはタイミングが必要です。理由は定かではないものの、気づくためにはタイミングがあるというのは確かです。同じ場面を見ていたとしても、気づくことができる場合とできない場合があります。言語だけに限らず、何かのことを考えるという行動を続けると、それだけ時間を使って考えていることになります。同じことを時間を使用して考えることで、習熟度が上がっているのです。習熟度が上がることで気づくことができることはとても多いです。逆に、気づけないのであれば習熟度が足りていないということです。ですので、気づくことができるようになるまでお考え下さい。ご自身だけで考えても苦しい時は、誰かに相談するなどしてヒントをもらってみてください。あなたにも気づきは訪れます。

 

言語の中の気づきの1つ

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言語を習得すればわかるようになりますが、2つの言語を習得するとご自身の考え方が広がります。考え方が広がるというのは、1つのものを見るときに多角度から見ることができるということです。ある角度から見れば丸に見えるものも、別の角度から見ると三角に見えることがあります。では、三角に見えたときに気づくことは何でしょうか。その図形は円錐であったということです。これと同じことが言語にも起こります。ある単語を覚えたときに、同類の単語に気づきます。それらの単語の違いと共通点を考えることで、新たな気づきを得ることあできます。気づきを得るためには気づきが必要なのです。少々矛盾しているようにも感じますが、これは事実です。その最初の気づきを手に入れるために必要なのが、あなたの努力だということを忘れてはいけません。最初の気づきを手に入れられるよう、努力を怠らないようにしましょう。

 

 

 

 

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この記事を書いた人

三木 雅史(Masafumi Miki) 株式会社E-MAN会長
1973年兵庫県たつの市生まれ / 慶応義塾大学法学部法学科卒
・25歳で起業 / デジタルガレージ / 電通の孫請でシステム開発
・web通販事業を手掛ける
・2006年にオンライン英会話を日本で初めて事業化
・2019年外国人の日本語教育を簡単、安価にするため
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