【第二言語】書いても覚えない単語の対策方法

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第二言語を習得するためには、単語の学習が不可欠です。単語を覚えるには見ているだけでは難しく、ライティング能力向上のためにも書くことが必須です。ですが、書いても覚えにくい単語があるのは周知のとおりで、誰もが対策を考えます。書いても覚えない単語の対策方法をまとめました。

目次

どうして単語を書いても覚えないのか

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書いても覚えることができない単語には、共通点があります。5回書いても10回書いても覚えない単語があるのは誰もが経験するところです。書いても覚えられない単語には、以下の共通点があります。

  • ・6文字以上の長い単語
  • ・意味が抽象的
  • ・ご自身が経験していない内容

主に上記3点を含む単語を覚えにくく、第二言語として言語を学ぶときには母国語には存在しない意味がある場合があると理解しましょう。

また、抽象的な意味の単語は、イメージすることが難しく、認識しづらいものです。単語学習では、書くことが必須です。しかし、書いても覚えられない単語には対策を考えておくようにしましょう。

書いても覚えられない単語の対策

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書いても覚えられない単語は、もしかすると本来覚えられる単語かもしれません。あなたが覚えられないと考えているだけで、実は記憶には残っている場合があります。記憶には残っているのに、思い出すことができないのです。

日常生活に置き換えてみると、昨日の夕飯のようなものです。意識をしなければ忘れてしまっているにも関わらず、思い出そうと努力をすると思い出すことができます。

この現象が起こる理由は、アウトプットの練習ができていないためです。その場合、何も見ずに思い出そうと意識するだけで覚えやすくなります。

しかし、既に述べた3点を含む単語が覚えられない時には、アウトプットを意識するだけでは改善されず、暗記が苦手という感覚に陥ります。3点を含む覚えられない単語を覚えるには、以下の対策方法をおすすめします。

長い単語に対する対策

単語を2つに区切りましょう。多くの長い単語は、2つ以上の単語が組み合わさってできていることがあります。読みやすい位置で区切り、前と後ろの意味を理解しましょう。そうすることで前の意味と後ろの意味を組み合わせて、本来の単語の意味になっていると理解できます。長くて苦戦する単語は、短く区切ることで覚えやすくなるのです。

意味が抽象的な単語の対策

抽象的な単語はイメージがしにくく、覚えにくいものです。イメージが明確になれば覚えやすいことが多いですが、簡単に想像することができないために記憶に残りません。

その場合には、まず母国語で抽象的な言語を調べてください。辞書やインターネットを使用し、ご自身ができる限りわかりやすいイメージをつかみましょう。

実生活でイメージしやすい場面を想像することに焦点をあて、母国語を学ぶつもりで暗記を行います。例えば、日本語には凡事という言葉があります。凡事とは、普段と言葉を変えることができます。

凡事も普段も、わかるようでわからない表現です。わかるようでわからない表現が抽象的な表現です。ですので、ご自身で調べることで、特別な予定がない毎日の意味であることが理解できれば良いです。

労力を伴う暗記方法ですが、苦労した者は経験記憶として覚えやすく、忘れにくいものになります。

経験していない内容の単語を覚えるには

第二言語は母国とは違う国の言語であるため、あなたの国では経験できない内容の単語が存在する場合があります。その単語は、非常に覚えにくくイメージもしにくいです。

実際に経験すると覚えやすくなります。経験ができない場合はどう覚えればよいかわからない人も多いものです。

経験できない内容は、インターネットなどを駆使して映像で見るのが一番です。本や雑誌などを使用するのも良いでしょう。人間は無知のことはイメージしにくいです。

そのため、少しでも映像でみることでわかりやすくなります。映像で見ることができない場合は、暗記することを保留にし、経験できるようになってから理解すると考えましょう。

すべての単語を覚えるよりも、数多くの単語を知る方が第二言語を習得するためには重要です。

書く方法以外を試してみる

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単語の特徴をつかみ、上記の対策を考えることができれば単語は暗記しやすくなります。しかし、上記以外にもご自身が苦手とする単語が存在するでしょう。

単純な単語でも、個人差により苦手とする単語はあるのです。書く方法にこだわらずに別の方法を試してみることをおすすめします。具体的には以下の方法があります。

  • ・何度も見る
  • ・シャドーイングを繰り返す
  • ・毎日1度は思い出す

それぞれについて解説します。

何度も見る

単語を暗記する場合、特にライティング練習をしている人は書かなければならないと考えています。しかし、単語を暗記する方法は書くだけではありません。何度も見ることで、映像として単語を暗記できます。

具体的には、1日に10回以上見ます。1カ月継続すれば、300回は見ることになります。常識以上の回数を見ると、単語が書かれたページを映像として脳に保管できます。

映像で暗記するのは、右脳を利用した暗記方法として有名です。言語ではなく、映像で覚える練習をしてみましょう。

シャドーイングを繰り返す

聞いてから声に出して言う方法です。反復をする必要がありますが、音声を使用した暗記方法です。耳と口から音を感知することで、単語のリズムやニュアンスを覚えられます。

ある程度のイメージがつかめるまで、シャドーイングを繰り返しましょう。言語は何度も口に出して言ってみると、わからなかったイメージをつかめるようになります。

毎日1度は思い出す

毎日何も見ずに、意識的に頭の中で思い出そうと努力してみましょう。最初は思い出すのに時間がかかり、暗記できていない場合は思い出せません。

しかし、3日程度思い出そうとすることで、脳が重要な記憶だと認知してくれるため思い出せるようになります。思い出せるようになれば、紙に書いてみてください。

毎日思い出そうと努力するのは、暗記途中には実践しにくいものです。暗記できていないと知りながら、思い出すには勇気が必要です。しかし、書くよりもはるかに効率的に単語を暗記できるようになります。

書いても覚えない単語の対策方法まとめ

書いて単語を暗記する方法は、昔からよく使用される方法です。手を動かして覚えるのは、いわば筋肉で覚えるという行動です。

暗記できない場合は、筋肉ではなく5感を利用した暗記方法に変えてみてください。目や耳、口などを利用すると覚えやすくなります。毎日思い出す練習をすることで、忘れにくい確かな記憶になります。

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この記事を書いた人

三木 雅史(Masafumi Miki) 株式会社E-MAN会長
1973年兵庫県たつの市生まれ / 慶応義塾大学法学部法学科卒
・25歳で起業 / デジタルガレージ / 電通の孫請でシステム開発
・web通販事業を手掛ける
・2006年にオンライン英会話を日本で初めて事業化
・2019年外国人の日本語教育を簡単、安価にするため
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