日本語学習に役立つ人気のアニメ15選！レベル別のおすすめ作品と学習のポイントを解説

アニメは、日本語学習に非常に役立つ教材のひとつです。

特に日本語初心者の方にとっては、楽しく学べるだけでなく、実際の会話で使われる表現を自然に身につけることができます。

アニメには、日常会話を多く含む作品や、発音がクリアで聞き取りやすいものがあり、日本語教育にも適しています。

また、ストーリーを楽しみながら学習を続けられるため、モチベーションを維持しやすい点も大きな魅力です。

この記事では、日本語初級者向けのおすすめアニメを紹介します。

それぞれの作品の特徴や、日本語学習に役立つポイントを解説するので、自分の興味に合ったアニメを見つけてみてください。

日本語初級者向けのおすすめアニメ

ドラえもん

未来のネコ型ロボット「ドラえもん」は、ダメな小学生・のび太を助けるために22世紀からやってきます。

のび太は勉強も運動も苦手で、友達のジャイアンやスネ夫にいじめられることもあります。

そんな彼のために、ドラえもんは「ひみつ道具」を使って問題を解決しようとしますが、のび太が道具を悪用したり、予想外の出来事が起こったりして、うまくいかないことも多いです。

話の中では、のび太の友達で優しいしずかちゃんや、乱暴だけど情に厚いジャイアン、ずる賢いスネ夫など、個性豊かなキャラクターが登場します。

また、のび太が未来や過去に行ったり、宇宙や異世界で冒険をするストーリーもあります。

親しみやすいキャラクターと楽しいストーリーで、初心者にもわかりやすい作品です。

ちびまる子ちゃん 

小学3年生の「まる子」とその家族、友達の日常を描いたアニメです。

まる子はちょっとズボラで面倒くさがりですが、おしゃべりが大好きで、楽しいことを見つけるのが得意な女の子です。

家では、しっかり者のお姉ちゃんや、やさしいお母さん、お調子者のお父さん、おっとりしたおじいちゃん、少し厳しいおばあちゃんと暮らしています。

学校では、親友のたまちゃんや、クラスメイトのはまじ、花輪くん、永沢くんなど、個性豊かな友達とともに、いろいろな出来事が起こります。

テストで悪い点を取ったり、友達とケンカしたり、家族に叱られたりしながらも、明るく楽しく過ごしていくストーリーが魅力です。

日本の家庭や学校の雰囲気がよく描かれており、日本の文化や生活習慣を知ることができるアニメです。

サザエさん

「サザエさん」は、日本の一般家庭を舞台にした長寿アニメで、磯野家の日常を描いた作品です。

主人公のサザエは明るく元気な女性で、夫のマスオ、息子のタラちゃん、両親の波平とフネ、弟のカツオ、妹のワカメと一緒に暮らしています。

物語では、家族の温かいやりとりや、ご近所との交流が描かれ、日本の昔ながらの家庭の雰囲気を感じることができます。

ストーリーは基本的に1話完結で、カツオのいたずらや、サザエのうっかりミス、波平の厳しさなど、ユーモアたっぷりの日常が展開されます。

昭和の時代背景を色濃く残しながらも、現代の価値観も取り入れられ、幅広い世代に親しまれています。

ポケットモンスター

「ポケットモンスター」は、サトシとその相棒のピカチュウが、ポケモンマスターを目指して旅をする物語です。

サトシはさまざまな町を訪れ、ジムリーダーとのバトルや、ライバルとの競争、ポケモンたちとの絆を深めながら成長していきます。

道中では、ロケット団という悪役キャラが邪魔をしてきますが、彼らもどこか憎めない存在です。

アニメは世界中で人気があり、ポケモンを捕まえたり育てたりしながら冒険を進めるストーリーが魅力です。

友情や努力、挑戦することの大切さを学べる作品でもあります。

クレヨンしんちゃん

「クレヨンしんちゃん」は、埼玉県に住む5歳の幼稚園児・野原しんのすけ（しんちゃん）の日常を描いたコメディアニメです。

しんちゃんは、おバカでお調子者ですが、家族や友達と過ごす中でユーモラスな事件を巻き起こします。

父・ひろしは会社員で、母・みさえは専業主婦。妹のひまわりも生まれ、野原家は毎日にぎやかです。

しんちゃんは幼稚園の友達や先生と騒動を起こしたり、近所のおばさんたちと関わったりしながら、自由奔放に生きています。

温かい家族愛や友情も感じられる作品です。

日本語中級者向けのおすすめアニメ

名探偵コナン

高校生探偵の工藤新一は、ある事件を捜査中に黒ずくめの男たちに毒薬を飲まされ、体が小さくなってしまいます。

新一は「江戸川コナン」という名前で生活し、毛利探偵事務所に住みながら数々の難事件を解決しつつ、元の姿に戻る方法を探します。

彼の周りには、推理好きな少女の蘭や、ドジな私立探偵の毛利小五郎、少年探偵団の仲間たちがいます。

また、ライバルの怪盗キッドや警察など、多くのキャラクターが登場し、物語は複雑に展開していきます。

銀魂

江戸時代末期、地球は宇宙人「天人（あまんと）」に支配され、侍たちは衰退し、剣を持つことが禁止されてしまいます。

その中で、「万事屋（よろずや）」を営む侍・坂田銀時は、仲間の志村新八や神楽とともに、依頼を受けて様々な仕事をこなしていきます。

物語はギャグ要素が満載ですが、時にはシリアスなバトルも繰り広げられ、侍としての誇りをかけた熱い戦いが描かれます。

僕のヒーローアカデミア

世界中の人々が「個性（特殊能力）」を持つようになった社会で、無個性の少年・緑谷出久（デク）はヒーローになることを夢見ていました。

ある日、憧れのヒーロー「オールマイト」に才能を見出され、「ワン・フォー・オール」という強大な力を受け継ぎます。

デクはヒーロー育成学校「雄英高校」に入学し、クラスメイトや教師と共に成長していきます。

物語では、悪の組織「敵（ヴィラン）連合」との戦いや、仲間との友情が描かれます。

鋼の錬金術師

エドワードとアルフォンスの兄弟は、錬金術の「人体錬成」という禁忌を犯し、エドワードは腕と足を、アルフォンスは全身を失ってしまいます。

彼らは失った身体を取り戻すため、「賢者の石」を探す旅に出ます。

旅の中で、国家錬金術師、軍人、異国の戦士、ホムンクルス（人造人間）など、さまざまな人物と出会いながら、国家の裏に隠された真実に迫っていきます。

哲学的なテーマも含まれた、壮大な冒険物語です。

デスノート

高校生の夜神月（やがみライト）は、死神リュークが落とした「デスノート」を手に入れます。

このノートには、「名前を書かれた人間は死ぬ」という恐ろしい能力がありました。

ライトは「新世界の神」となることを目指し、犯罪者を次々と裁いていきます。

しかし、天才探偵「L」がこの謎の事件の捜査を開始し、二人の頭脳戦が繰り広げられます。

心理戦と推理が中心のダークサスペンス作品です。

日本語上級者向けのおすすめアニメ

新世紀エヴァンゲリオン

突如現れた謎の生命体「使徒」に対抗するため、人類は巨大ロボット「エヴァンゲリオン」を開発します。

主人公の碇シンジは、父・碇ゲンドウに命じられ、エヴァに乗ることになります。

彼は同じパイロットである綾波レイや惣流・アスカ・ラングレーとともに戦いますが、戦いを通じて心理的に追い詰められていきます。

物語が進むにつれて、人類補完計画やエヴァの正体など、哲学的で難解なテーマが明かされていきます。

進撃の巨人

人類は突如現れた「巨人」によって滅亡の危機に瀕し、生き残った人々は巨大な壁の中で暮らしていました。

しかし、ある日、壁を超える超大型巨人が現れ、人類は再び脅威に晒されます。

主人公のエレンは、幼い頃に巨人によって母を失い、復讐のため「調査兵団」に入隊します。

仲間のミカサやアルミンとともに巨人との戦いを繰り広げながら、巨人の正体や世界の真実に迫っていきます。

物語は次第に政治的陰謀や戦争の要素を含み、壮大なストーリーへと展開していきます。

ジョジョの奇妙な冒険

ジョースター家の血統をめぐる壮大な物語です。

各部ごとに異なる主人公（ジョナサン・ジョースター、ジョセフ・ジョースター、空条承太郎など）が登場し、さまざまな敵と戦います。

第一部では吸血鬼、第二部では柱の男たち、第三部以降は「スタンド」と呼ばれる特殊能力を持つキャラクター同士の戦いが繰り広げられます。

奇抜なデザインや独特なセリフ回しが特徴のアクション作品です。

物語シリーズ

日本の田舎町を舞台に繰り広げられる、怪異（妖怪のような存在）に関わる物語です。

高校生の阿良々木暦（あららぎこよみ）は、怪異に関わった少女たちを助けるために奔走します。

彼は吸血鬼・忍野忍の力を借りながら、戦場ヶ原ひたぎ、八九寺真宵、千石撫子など個性的なキャラクターと出会い、彼女たちが抱える問題を解決していきます。

作品は言葉遊びや独特な会話が多く、独特なテンポとユーモアが特徴的です。

シュタインズ・ゲート

大学生の岡部倫太郎（オカリン）は、仲間とともに「未来ガジェット研究所」を運営し、偶然「過去にメールを送れる装置（Dメール）」を発明します。

しかし、その発明が原因で世界の歴史が少しずつ変わり、仲間が危険にさらされることになります。

彼はタイムリープとパラレルワールドの概念を駆使しながら、仲間を救うために奮闘します。

アニメを使った効果的な日本語学習のポイント

アニメを使った日本語学習は、楽しく続けられるのが大きなメリットです。

ただし、効果を最大限に引き出すには、工夫が必要です。

ここでは、具体的な学習方法を詳しく解説します

字幕の活用

最初は日本語字幕を使い、慣れたら字幕なしで視聴するとリスニング力が向上します。

シャドーイング

キャラクターのセリフを真似して発音練習をすると、発音やイントネーションが上達します

繰り返して視聴

1回だけでなく、何度も同じエピソードを観ることで、フレーズを自然に覚えられます

単語リストを作成

わからない単語をメモし、後で調べて復習すると語彙力アップにつながります。

好きなアニメを選ぶ

興味のある作品を選ぶと、学習が続けやすく、モチベーションも維持しやすいです。

このように、アニメを活用した学習方法にはさまざまなメリットがあります。

リスニング力や発音、語彙力を鍛えるだけでなく、楽しく日本語を学ぶことができるのが魅力です。

自分に合った方法を見つけて、楽しみながら日本語学習を続けていきましょう。

日本語学習に役立つアニメのまとめ

アニメを使って日本語を学ぶと、楽しく続けられるだけでなく、実際の会話で使われる表現を自然に覚えることができます。

初心者の人は、日常会話が多く、発音がはっきりしているアニメを選ぶと、リスニングの力を伸ばしやすくなります。

また、日本の文化や生活を知ることができる点も魅力のひとつです。

今回紹介したアニメは、日本語を学ぶのに役立つ作品ばかりです。

興味のあるアニメを見つけて、楽しみながら学習を進めてみてください。

繰り返し視聴したり、キャラクターのセリフを真似したりすることで、より効果的に学べます。

自分のペースで楽しく学習を続けていきましょう。